第107話 二度目の戦い2
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暑い。
いや、熱い。
もう脱ぎたいくらいだ。
「って、ナナさん!!」
ナナさんがいきなり脱ぎだした。
「暑いからぁ〜、脱いでるだけよぉ〜」
いくら女だけとは言え、ダメでしょ。
「そこまでにしてください、それより今は……」
この熱を生み出した元を倒さないと。
「避けたか、今頃は女神ステーキを食べられると思ったのだがな」
女神ステーキ?
つまり私達を焼いて食べるって事?
「……そんなのいや〜!!」
負けられない!!
「皆さん、もう一度お願いします!! 私がフォローしますので!!」
「分かりました!! 皆様行きます!!」
「エリアマジック!! 魔力よ上がれ!!」
シロが再び補助魔法を放った。
「衝撃拳!!」」
「炎よ弾けろ!!」
「水よ荒ぶれ!!」
三人の魔法も同時に発動された。
「雷よ舞え!!」
そこにエリア様の雷魔法が放たれた。
それぞれの魔法はミギョウに当たった瞬間に爆発した。
炎、水、雷で爆発を引き起こしたようだ。
「ぐほぉ!!」
流石に効いたか?
「やるじゃあねぇか!! 今の痛かったぜ」
今のが痛かったですむのか……。
「それじゃあ、お返しだ!! ぶはぁ〜」
ミギョウは更に強い炎を吐いてきた。
「きゃぁぁ!!」
炎が皆に燃えうつってしまった。
「あつ〜い!!」
「あつ!!」
「助け〜!!」
これはヤバい。
このままだと女神ステーキになっちゃう。
「エリアリカウォーター」
エリア様が炎を消してくれた。
ずぶ濡れになったけど……。
濡れて気持ち悪い。
服も透けてる気がするし……。
「女神ノゾミ、回復を」
「あっ、はい、エリアヒール」
私は全体回復を行った。
「でも、倒しきれない……」
いくら回復してもあの爆発で、ダメージが殆どないのなら厳しい。
「みんな、見て!!」
ミリンが指差したのはさっきの爆発の場所だった。
そこは爆発の影響でヒビみたいなのが入っていた。
まったくの無駄な攻撃じゃない。
「こうなったら、倒れるまでなんども攻撃するわよ!!」
私達は繰り返し攻撃を続けた。
ダメージを受ければ、すぐに私が回復。
状態異常はまだ治せないので、エリア様が回復させていた。
戦闘開始から一時間はたっただろう。
「これで決めます!! 最大エリアマジック!! 魔力よ上がれ!!」
全力の補助魔法だ。
「ありったけの力を込めて、衝撃拳!!」」
「最後の全魔力を燃えて、炎よ弾けろ!!」
「最後のぉ〜攻撃よぉ〜、水よ荒ぶれぇ〜!!」
「私も全力です!! 大雷よ舞え!!」
エリア様の特大雷とミリン達の全力魔法が炸裂した。
さらに……。
「全魔力放出、エリアヒール!!」
少しでもサポートするように回復を!!
「ぐぎゃぁぁぁ!!」
ミギョウは叫び声と共に倒れた。
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