少年期3
あっちの世界では、大学も出たしサークルは、クイズ研究会だったし、商社でも色々な知識を得た。いまさら、家庭教師なんて‥
あ、でも魔力のことなら教えてもらえるなら家庭教師もアリか?
それと、お兄ちゃん‥。一人っ子だったから、なんか新鮮な気分だなぁ。
とりあえず、当初の目標だった念願の書斎へと向かうことにする。
「えっとぉ〜、とりあえず必要なのは〜っと」
呟きながら、本棚を探していく。
1つ、魔法関係。理由1に自衛、理由2に生活レベル向上
2つ、歴史書や地理関係。理由1に文化レベル考察、理由2に地域発展
「魔法関係本と歴史書や、地理関係の本〜っと」
魔法学の入門編、イスカンダル王国の歴史、フターミー家収支報告書
あとは、何故か気になるボロボロの本。
目星を付けた本は4冊。
「さてと、どれから読み始めようかな‥」
この新しい人生。どう過ごしたいか?
楽をしたい?折角、貴族という武器もある。このフターミー家の領地を発展させて、出来るだけ楽をして暮らしたい。
これが最終の長期計画だ。
では、長期計画に向けた中期計画や短期計画を考えなくてはいけない。
領地の発展。
特産品を生み出して輸出し金銭を集める。
加工品を作り産業で金銭を集める。
観光を柱として金銭を集める。
武力を高めて、略奪や傭兵業で金銭を集める。
中期計画を考えるにあたり、知識や情報が足りなすぎる。
これは、イスカンダルの歴史とフターミー家の収支報告書を読めば
ある程度の方向性を見出せるだろう。
短期計画は、魔法や能力の向上と方向性
産業改革には、知識や応用力、発想力が必要になる。
自分の記憶にある世界には無い、魔法は大きな鍵となることは間違いないはずだ。そのためにも、魔法の向上は必須だ。
能力も、父が手練であることから ナニカしらの技術があると思われる。自衛のためにも必要だ。
「目先の事から始めようかな‥」
そんなことを呟きながら 魔法学の入門編を手に取った。




