少年期1
日々、会話を聞いていくと、色々判明した事がある。
どうやら、自分が操作しているこの魔力は、無属性に分類されるらしい。
この無属性が基本で、言葉や文字、想像する力を使って変化が起きる。
火 水 風 土 聖 闇 と分けられる。
人には、適正がある。
覚えやすかったり、覚えにくかったり、覚えられなかったりと適正によって決まるようだ。
また、適正が高ければ、強い効果を生むことができるみたいだ。
周りに人がいない時は、魔法の訓練を。
周りに人がいる時は、新しい知識を聞けるようにと、充実した日々を過ごし、時が流れていった。
5歳になると、日々の訓練のおかげか、魔力疲れを起こさないようになっていた。
自分の適正は謎のままだが、一通り全属性の魔法も使えるようになった。
内容は、手のひらサイズの属性の塊を作る、または、手のひらから溢れるような属性現象を起こす。といった内容だが、どうやれば投げつけたり、形状を変化させることがわからない。
5歳ともなれば、会話もできる、走ることもできる、本だって読める。ハイハイをしながら調べた各部屋の探検に出掛けても違和感は‥‥無い!はずだ。
まずは、紙の香りが漂う部屋だ!間違いなく、資料や本があるはず、知識は武器!いざ、ゆかん!
部屋を出て右手の突き当たり‥
あっ。
「レン様っ。どちらにいかれるのですか?」
見つかった。メイドのマーサだ。
茶髪のボブカットをした、19歳。礼儀正しく、13歳からこの屋敷で働いてくれている。
マーサは、自分が生まれてからずっと世話をしてくれている。
「マーサ、おはようございますっ!」
「レン様は、挨拶も丁寧でご立派ですね。」
「マーサが小さい頃から、ずっと僕に挨拶してくれているから覚える事ができたんだよっ。」
もちろん、お世辞だ。
「まぁ!レン様ったら。それで、どちらに行こうとしていたのですか?」
「本のある部屋に行きたくて‥」
汚すからダメとか言われそうだな‥
「許可は貰いましたか?」
「まだです‥」
ダメか‥
「私には、どの程度大事なのかわかりませんから許可を貰ってから入りましょうね。」
「お母様に聞いてくるー。」
ミーナは、本当にしっかりしてるな。
そして母親を探しに、家を歩き回る。




