乳児期2
転生してから10ヶ月が経過した。
身体が睡眠を欲する頻度が高い以外は、今のところ苦は無い。
目も大分見えるようになってきた。
さて、少ない活動時間の中で色々考えなくてはいけない。時間は有限だ。
転生前の仕事、コンサルティングとは、考える事や閃きが成功
の鍵でもある。
まずは、なぜ転生する事になったのか?
ふむ。結果‥‥
わからない
では、わからない中でも考えてみよう。
学生時代に読んだ異世界転生関係の小説は、神様が出てきて色々説明してもらいチート級なスキルなどを授かり無双するみたいなパターンが多かったが‥
ふむ。当てはまらない。
あとは、システム管理をされていて転生時に、頭の中に声が響いてきて色々スキルを覚えるみたいなパターンか?
ふむ。当てはまらない。
過去にプレイしたゲームの世界に転生?
いまのところ、似たゲームは無い。
異世界ではなく、外国のどこかで生まれ変わって?
お手伝いさんがいるから、そこそこ裕福そうだけど現代的な物が1つも無い。
つまり、地球で2050年のどこか?と言う可能性は、とても低い。
そして可能性が高いのが、異世界かパラレルワールド的な世界。
これは、もう少し時間をかけなくては結論が出ない案件だな。
他の事は‥‥
母らしき人から抱き抱えられて、この部屋を出て家の中を何回か見たことかあるが、父らしき人は‥‥
見た事が無い。
転生前は、両親が小さい時に交通事故で亡くなり、祖父に育てられた。そんな祖父も、大学卒業間近に大往生した。その後は、一人暮らしの生活で仕事だって休みなんかほとんど無かったし、拘束時間も長かった。私生活も彼女が出来て大事にしていたつもりなのに、仕事に忙殺され時間が取れずに自然消滅。
だから、この2回目の人生は、親孝行をして余裕のある時間を使った生活をしたい。
そのためにも、前世の知識を上手く利用して程々に稼いで親孝行をし、快適に過ごすための条件を整えなければ‥
この世界の常識や、歴史を早く勉強しなくてはっ。
言葉は、まだ上手く話せないが相手の会話は、十分に理解できる。このアドバンテージを活かさなくては!
そんなこんなを考えていると、玄関の方が騒がしくなっている。




