乳児期1
転生から3ヶ月が過ぎた。
ボヤけてだが目が見えるようになってきた。
これは不安だわ。だから、赤ちゃんは泣くのかな?
そんなことを考えていると、いつもの極上の時間‥
いや、苦痛の時間がやってきた。
ご飯の時間だ。
すごく、触りたい!いや、いかん!そういうのは成人してからでないと‥いや、結婚してからでないと‥
などと、右に天使。左に悪魔。状態に入る。
「レーンちゃーん。ご飯ですよー。いっぱい飲むんですよー。」
あー、母よ。そんなにボロンとしては‥
抵抗も出来ず強制的に、山の頂きに口を押しつけてくり。
俺は?いや、僕はかな?
僕は、手で山を触らないように、頂きからご飯を頂戴する。
もう一度言うが、これは苦痛の時間だ。
「そう言えば赤ちゃんって、泣かないのかしら?今度、村に降りた時に聞いてみようかしら」
そう、産まれてから僕はまだ泣いた記憶が無い。
口や、喉を上手く使えないから何を話しても
「うーうー」とか「あーあー」とかになってしまう。
産まれた時は泣かずに、うーうーと連呼していて
グズっていると思われていたみたいだ。
あっ、ヤバい。例の時間だ。
トイレに行きたい。
恥ずかしい。お漏らしだけど、赤ん坊だから‥
身体がまだ、動かせられないから‥
どんなに自分自身に言い聞かせても、恥ずかしい。
そして、見られたり、その事で誰かに「いっぱいでましたねー」とか言われたりするのも泣きたくなる程、辛い。
僕は、決意する。なんとか早く動けるようになろう!と‥
そして、普通の赤ん坊よりも早く、ハイハイが出来る様になった。




