第九話 舞台は商業ギルド
目標の今週中更新、でけたー!!
休みなのでフルでこういうのに頭を使えます。
何もないボケー(゜ρ゜)とする時間があって、
気分が乗ってると夢でみた物語の足りない部分や噛み合わない部分の肉付けができます
ボケボケしたいなぁ
「オリビアさん」
「……明日葉さん、昨日大丈夫でした?」
「昨日はすみません、」
「いえいえ、びっくりしましたよー?」
「なんじゃ、コイツは」
マオは明日葉の影に隠れつつオリビアを睨む。
「あら、昨日の……」
明らかにムスッとしているマオの顔は傷一つない綺麗な顔に戻っていた。
「コイツはマオっていうんです。」
「へぇ、マオちゃんっていうんだ、可愛いねぇ」
「なんじゃ、コイツは!」
手招きするオリビアに嫌悪感を示す。
「この子は……娘さん?」
確かにそれが一番おかしくない組み合わせなのだろうが
「いえいえ!そんなことないですよ」
「?」
「あ、うさぎ!」
動くおもちゃを見つけ、マオは走り出す。
明日葉はマオが離れたのを見計らい首を傾げるオリビアに軽く耳打ちをする。
「孤児で両親を行商のついでに探しているんです。」
そのときだった。
「ちょいと、顔が近すぎやしないかい?」
身長は190cmはあるガタイいいマッチョが大きな壺を持って割って入る。
表情は笑顔なのだが、威圧感が凄い。
「お父さん!」
「え!?お父さん?」
「お前にお義父さんと呼ばれる筋合いはないが?」
このマッチョはオリビアさんの父親らしい。
「明日葉ー。うさぎ!うさぎ!」
そこにマオが卯の耳を掴み明日葉に戦利品を見せに来る
「おや。小さなお客さんだな。」
マッチョ、もといお義父さんは壺を慎重に床に置き、マオの目線に合わせ、お辞儀をする。
「なんじゃ、お前は」
「俺か?俺はここのマスターだ」
「マスター?」
「ここでの一番偉い人って事だ」
「…お金持ってる?」
「持ってるぞぉ」
「いいなぁ!……よし、よこせ」
「ハッハッハ。なかなか面白いおじょーちゃんだなぁ!取り敢えず卯を離してやってくれ」
「うさぎ……」
そう言うと涙目で両耳をガッチリと捕まれている卯をみると明日葉の足の影に隠す。
「やらん。」
「でもお金欲しいんだろう?」
そう言われ、明日葉と卯を見比べ悩んだ末に卯を手放した。
ギルドマスターを睨み付けながらマオは手を差し出す
「……よこせ。」
「別にー、卯を離したらお金あげる、なんて一言も?いってないもんねぇー」
「なっ……なんじゃと!騙したな!騙したな!!」
ギルマスの大人げない対応に
地団駄を踏みつつまた卯を捕まえに走って行った
それをまた止めようと追うギルマス。
途中で振り向き、
「それと、お前。」
ギルマスは明日葉を指差す。
「オリビアとあまり仲良くならないこと。痛い目に遭いたくなかったらな?あとその壺は俺の家宝だから、触れんなよ」
「へ。」
「もう、お父さんたら」
さりげなく脅迫をかけ、
卯を追うマオを追う。
「そう言えば、今日はなんかあるんですか?いつもの受付はやってないし、ギルマスまででてくるし」
「あぁ、今日は殆どの業務をお休みして、納品が昨日揃ったので明日の昼にかけて博物館に美術品を送るんです。」
「はぁー、なるほど。それでこんなに人がいないんですね。」
「商業ギルドとしては今日明日はお休みになりますからね。普段なら私もこうしてお話とかしていられないですし」
「ひー!」
「こらこらこら、卯は仕事してるから、邪魔しないであげようよ」
「嘘つきはついてくんな!」
マオは卯を追いながらもギルドマスターに追われていた。
「ーーっ?ん?」
急に立ち止まり、マオはギルドマスターに捕まってしまう。
「ぅがー!離さんかー!!」
マオの暴走はそこで終わった。
オリビアさんに昨日の詫びと挨拶を済ませた帰り、
「まじかぁ。オリビアさん、噂のギルマスの娘だったのかぁ」
「わしは嫌いじゃ!あの女……」
「どうして?」
「明日葉とくっついて話してるとこみるとこう、なんというか……っ…………嫌いじゃ!」
ギルマスに会うのも初めてだったのに、
「でも、よりによってギルマスの…」
商人ギルドマスターは元A級冒険者で娘を溺愛しており、近寄るハエをその腕力でちぎっては投げ、ちぎっては投げ……
と商人ギルド内では有名だ。
足取りは重い。
宿に着くとマオは何かを考え込んでいた。
「どうした?まだ傷が痛むか?」
そういえばスラムの子っぽいのを忘れてたな。
明日くらいに探してお礼をしなきゃ。
「大丈夫じゃぞ。魔王になるんじゃから、もうなんともないわい。」
「そっか。でも無理はするなよ?」
軽く頭を撫でてやるとまるで猫の様にニッコリと笑った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「あ!」
喉に刺さった小骨がとれたかのようにすっきりした顔で。
「どうした?」
明日葉はマオが急にすっきりした顔になり気になった。
「大した事じゃないんじゃが、せっとうののと同じ声がしたんじゃ」
「せっとうの?今?」
「いや、筋肉と卯のとこ」
「ん?」
「えっとな、アブブルリオのハゲの声とおんなじで筋肉と卯のとこで聞こえたんじゃ、こないだせっとうの声。」
えー、
要約するに
アブブルリオと一緒にいたハゲが
先日の窃盗を行おうという輩で、
それが昼間商業ギルドに、あの場にいた。ということ。
まさかただの会話に言語理解のスキルが働くとは思っていなかった。
「で?アブブルリオって?」
「明日葉をバカにしたやつじゃ!魔王候補の」
「魔王候補?初耳だぞ、そんなの!」
「なかなか強くてな、負けてしまった」
「そんなに笑って言うことじゃないぞ!」
「でも腹が減ってて上手く動けなかったが、今なら負けん。」
手をグッパしながら感触を確かめる。
昼間商業ギルドにそのアブブルリオとやらとつるんでいるハゲがいたのなら、
「タイミング的にも当然、今夜だろうな」
「?」
博物館に美術品を移動させるそのタイミングで襲うのが一番やりやすい。
「マオ、」
「ぬ?」
「そのアブブルリオとやら、今度は倒せるのか?」
「勿論じゃ!」
一度は負けている、
しかし、どこからその自信が出てくるのか。
自信満々に気合いを入れるマオに聞こえないように、
「俺も勇者候補なんだから」
拳を握りしめ、決意を固めた。
まだまだ続きます。
アリシアさんも進めたいので
第一章まではハイペースで進めます




