最後のイベント
全員の試験が終わった。
先生たちはやはり化け物かもしれない。
こちらが全員、満身創痍なのにあまりダメージがなさそうな感じだ。
試験を終えた僕たちは試験を通して各々(おのおの)学んだり、感じることがあり、肉体的、精神的に成長出来たと思う。
少なくても、来た甲斐はあった。
みんな充実した顔だ。
「それではこれで試験の全てが終了だ。
全員合格おめでとう!
晴れてこれからしばしの休暇だ!!
オレも休めるぞー!!!」
落第がでなくて本当に良かった。
やっぱり気まずいというか複雑な感じになっちゃうだろうしね。
「シドニア、ポーツマス、君たちも毎年の責務とはいえ、ありがとう。
助かったよ。」
「いえ、こちらこそありがとうございました。
たくさんいい思い出ができましたよ??」
シドニア先輩は本当に嬉しそうだ、キャンベラとの仲や彼女の成長を見ることができたり、妹に彼氏?が出来たのを確認できたのだから。
「私こそお礼を。
後人の成長は見ていて自分達の励みになりますから。」
ポーツマス先輩ってやっぱり大人だよなあ、、。
器がでかいといつか出来てるというか。
「さてこれでイベントが終わったわけじゃない。最後のイベントがあるからな、それをこれから準備する」
「「「「「最後のイベント??」」」」」
「そう、最後のイベント、、それは」
「「「「「それは??」」」」」
「肝だめし、だっ!」
「「「「「「ええーーー!!!!!」」」」」」
この古戦場で!?
本当に何かでそうじゃん!!
「毎年の恒例行事だ、これがないと締まらん」
「「コクリ」」
シドニア、ポーツマス両先輩らが青ざめながら頷く。
、、、マジデスカ、、。