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なりたい

試験は先生とリゾートが交互に行っていた。

しかし、あの二人の体力はどうなってるんだろう?

どう考えても僕たち10人を相手にもつわけないだろうとしか思えないのに全く動きが衰えない。

むしろ、試験が終わり、冷静に分析のために見ているとよくわかる。

僕、みんなに手加減をしているのだと。

少なくともかなり実力差があるというだけはわかる。そして戦いながら僕らに成長を、悟らせないように促している。


あれが強者なのかな、安定した力を驕ることなく発揮することが出来る。

その力を後に続く者達のために奮っている。

自らが傷つくことを厭わずに。


あぁ、やっぱりカッコいい、、な。

親父もいつも見せてくれる、大人の姿。

いつか僕らもああいう風になれるのだろうか。

強く、優しい、あんな背中で、姿勢で語れる大人に。

いや、なりたい。

なってみせる、そんな大人に。

『なれるさ。

願い、そのために信念を見失わず行動し続け、自分なりに考えて成長していけば必ず、な』


うん、頑張るよ。

努力する。

前向きに。

踏み出す一歩、小さくても大事だとこの合宿で学んだから。

強くなりたい、そして、自分の力を誰かのために役立てたい。

僕はこの合宿でその目標を見つけた。

ぼんやりとだけど、自分の中に憧れの大人像の輪郭が見えた。


「頑張らなくちゃ」

一人言に決意を秘める


「え?」


隣に座っていたアカリが不思議そうにこちらを覗き込んでるけれど、僕は真っ直ぐに、ただ澄みきった青い空を見据えていた。

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