不合格
ビュン、ビュン!!
剣が空を裂く。前、後、左、右、斜め、あらゆる方向から攻撃がなされる。
くっ!避けきれない!!
「どうした、早くかかってこい。いい加減こないと不合格にするぞ」
「んなむちゃくちゃな、、」
でも、たしかにこのままじゃいくら戦ってもだめだ。
ええい、ままよ!
防御に徹していたけど、やるしかない、僕は攻撃に転じた。
「はあっ!!」
ギンギンギン!!
自主練で鍛えた肉体強化のトレーニングで身体のキレは良くなり、パワーもスピードも増したはず。拳のラッシュ時おり蹴りも上、中、下段を織り交ぜてバリエーションを増やした成果を見せ付けるように攻撃を仕掛ける。
先生もそんな僕の動きを見極めながら攻撃してくるけど、押すとこは押さないとすぐやられてしまいそうだ。
そんな激しい攻防が続き、、
ヨロッ、先生の体勢が崩れた!
『今だ、逃がすな!決めろ!!』
わかってる!
「はああああっ!!」
[レバレッジ]の最大出力で強化した威力は約3倍、今までは2倍だったけど身体を鍛えたお陰でここまで出せるようになった。もちろんダメージもその分、大きくなるけど、この状態からの反撃はあり得ない。
だからこそいく!仕留められるときには徹底的にだ!!
僕の拳が先生の身体にヒットし、先生が苦悶の表情を浮かべる。
「ぐっ、ぎっ、、。」
攻撃したあとすぐにステップして距離を取る。
見事にみぞおちに攻撃がはいった。あれならいくらなんでも動きも鈍るだろうし大丈夫だろう、、。
「ふふふふ、、」
先生が不気味に笑い始める。
「これが今の全力か?」
「えっ?」
「ならば、不合格だな」




