厄介
ヤマトとキャンベラがリゾートさんを倒し合格した。
でも、リゾートさんが治療と休憩している間、誰が試験官を?
と疑問に思っていた矢先、
「次は誰だ?」
ティーチ先生がシャツを腕まくりして問い掛ける。
「先生とやるんですか?」
「そうだが、なんだ?不満か??」
「いや、そうではなくて、、」
「安心しろ、手加減はするから」
「はあ、、」
ひそひそ、、
「リゾートさんよりいけそうじゃない?」
「そうですね、そのあまり、、」
「なんかいけそうだよねぇ」
「リゾートさんの後ではねぇ」
「ラッキーである」
などとみんなで口にする。
「おーい、だれがやるんだ?はやくしろ」
「はい、僕がやります」
「ケンか。よし、こい」
先生の招く方へ向かう。
「「「「がんばれよー」」」」
みんなに応援される。
ガントレットをグッ、パ、グッ、パとして感触を確かめる。よし、大丈夫。
さあやろう!
『いくぞ、練習の成果をここで出すぞ!』
「準備いいな?ではやるか。
ポーツマス、合図頼む」
「はっ。
それでは両者よいですね、、はじめ!」
開始の合図。
先生はどっしりと剣を構える。
ショートソードと呼ばれる取り回しの良い騎士の標準装備だ。
さすが元騎士、どこから仕掛ければいいかわからない。
うーん、、。
『わからないときは動くな、ひたすら辛抱して相手がスキを見せるまで待て。』
そうだね、僕の型は地味だけどこれでいいんだ。
「こないのか?なら、こちらからいくぞ」
先生が横の凪ぎ払いを仕掛けてくる。
くっ、、速い!
ギリギリ避けるが、すぐ切り返してくる
「甘いぞ」
凪ぎ払いを受け、切り返した死角から脇腹に蹴りが入る。
「ぐふっ」
思わず腰が砕ける。
しかしすぐさま構えを取り直す。
バックステップで距離を取り、呼吸を整え、冷静になる。
「剣を振るうだけが騎士の戦い方じゃない、油断大敵だ」
この人、強い、、。
『自分の型を元に臨機応変な対応出来るのか、厄介だな』




