表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/96

背中

どうやって逆転するのだろう、、?

いくらキャンベラがスキルを使っても流れはどう見ても五分五分。

しかも明らかにリゾートは全力じゃなく、まだまだ余力がある。

それに比べればヤマト、キャンベラは疲労とダメージが身体を支配しつつあるのがわかる。


「ははは!!」

早くなる鼓動に合わせるかのように思考と行動が加速していく。それを生かしてキャンベラが仕掛ける!


「キャンベラ!ダメだ!」


キャンベラがリゾートに突っ込んでいく。

たしかに速い。

だが乱暴に槍を振り回し、自分を見失っている。 『あれはバーサーカーだな、ただ闇雲に戦っても勝利を得られることはない』


見ればわかる。大振りの動きだから、リゾートは容易くかわしている。タン、タンっとステップを踏みながら、冷静に反撃の機会を伺っている。

そして時折、小さくカウンターを入れているのだ、これではキャンベラの方がいずれ不利になるのが目に見えている。


「まったくなってませんね、このままでは、、」


「ぐっ!まだまだあ!!」


明らかに劣勢になりつつある。


「大丈夫かな、、」

『さすがにあれだけの強者相手に勢いだけではな、、』



!!


「、、はあはあ」


キャンベラの動きが止まる!

まさかスタミナ切れか?足がガクガクと震えている。

当然、その瞬間をリゾートは逃がさない。

まだ動かないキャンベラ目掛けて襲い掛かる。

「まずは貴女からですか、では」

獲物を目の前にした獣のように、一気に仕留めるつもりだ!まずい!!


「、、ぃ、やっ、、!」

遅い来る恐怖から目をそらし、目をギュッと瞑る。

もうダメだ、やっぱりあたしはダメなんだ、、お姉ちゃん、ヤマトくんごめんね、、。




「、、?、、、!」

あれ?痛く、、ない?



キャンベラが目を開けるとそこには背中があった。


自分より小さな男の子、でも今だけは大きく見える、「男」の背中が。


「大丈夫か?」


「、、う、うん」


「言っただろう、僕たちはペアだ。

責任を取る、と。

武士に二言はない」


ドキリとした。

なんだろう、この感覚は、、?

温かいような落ち着かないような、、スキルを使った時とは違うドキドキとした鼓動に困惑する。


「立てるか?」

ヤマトの声にハッとした我に戻る。


「、、うん!」

守ってもらうだけなんてイヤだ、勝つんだ。

そう。彼と。


2人が戦闘継続の意思を感じたリゾートがバックステップで距離を取る。


「いいでしょう、諦めない姿勢、評価に値します。しかし、残念ながら時間のようです。

次の攻撃で仕舞いにしましょう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ