発動!!
なんだろ?いきなり頭の中に声が、、。
出番って何さ。
すると周りの景色がいきなり止まって見える。
いや、実際には動いているけど、すごくスローモーションだ。
「え?なにこれ?」
初めて見る光景に違和感と不思議な感覚を覚える。
『これがお前のスキルの力だよ』
まただ。
『オレはお前のスキルだよ、リスクって呼びな』
え、スキルって会話できるの?
そうゆうものとは知らなかった。
『まあ話しながらでも動けんだろ?
とりあえず「はやく」避けろよ』
その言葉の通り、僕は「はやく」避けた。
〜ブッチャ〜
何が起きた?
さっきまでボコボコにしてたのに、いきなり動きが変わった、、?
ギリギリ目で追えるくらい、明らかに速さが違う。
まさか実力を隠してた?
そんなわけはない、俺のスキルは闘士。
小さい頃から騎士団所属の親父に訓練されてきた。接近戦では俺より強い奴はそうそういないはずだ。
なのに、なんで、、。
こいつはいったい、、。
〜ケン〜
信じられない、さっきまで一方的に殴られてたのに当てられる気がしない。
これならなんとかなるかな?
でも身体の節々が猛烈に痛い、、なんとかしないとこのままじゃ、、。
『ならオレの力を使いな、いま使えるオレの力の1つを使えば勝てるか引き分けになるぜ?』
本当に?
なら使おう。
『いいか、オレの力の1つ、レバレッジだ。
てこ、と言い換えてもいい。
あらゆる負荷やリスクの分を負うだけ、力を増すことができる。
ただし、何倍に出来るかはお前の「覚悟」次第だ。いいな?』
わかった、要は力を増すことが出来るんだな?
やってやる。
スキル、発動!!