暗殺者
〜最終日〜
全員が砂浜に集合する。
ティーチ先生、ポーツマス先輩、シドニア先輩
そして僕たちに加え、リゾートさんだ。
「それでは最終日、これより試験を行う!」
「「「「「はい!」」」」」
「試験内容は、試合を行う」
「誰と?」
先輩たちや先生がニヤニヤしている。
「わたくしがお相手致します」
まさかの、リゾートさん!?
だからここにいるのか。
しかし、意外だしその、、大丈夫なのかな?
「ご安心ください、今の貴方達と比べれば私は強いですよ」
恭しく頭を下げつつリゾートさんが微笑む。
「自信ありげだけど、本当に大丈夫かな、、?」
「あまり強くなさそうだけどぉ」
「そうだねネェ」
「疑問」
「ふふ、見た目で判断してはなりませんよ?
では、、どなたから、、「殺」りましょうか?」
「!!」
凄まじい殺気だ!
なんという、、冷たさと威圧感、、これは一体、、?
「言い忘れてたが」
とティーチ先生。
「リゾートさんは、教師じゃない。
《暗殺者》だ。」
「元、ですよ」
「加減はしてくれるが手強いはずだから、気を付けろよ」
「うっかり、もありますよ?」
『ポロリもありますよ、みたいな言い方をするな』
うっかり、って怖すぎる冗談だ。
それに暗殺者がなんでここに、、?
「私は罪人ですからね、この島に投獄されているのです。まあ恩赦も含めてですがね」
「、、、」
重い空気になる、なにかいろいろな事情があるのだろう。でもそんなことよりはまず試験だ。
「さ、誰からでもいいですよ?
なんならペアでも構いませんよ、それなりの強さでお相手しますから」
「僕から、、」
「「では私たちからお願いいたします!」」
ヤマトとキャンベラが立候補した。