うっかり
自主練最終日。
「どうしたらいいかなあ」
「どうしたのぉ?」
「どうしたである??」
マイケルとシュナイダーが不思議そうに尋ねる。
「いや、なんか上手くいかなくてさ、、」
「僕たちもだよぉ」
「、、うむ、先輩にボロクソにやられ過ぎて、正直、自信喪失したである。」
たしかに誰もポーツマス先輩に勝ててない、というより勝負にならないくらい力量の差があるのだ。
これで2位なら、1位のシドニア先輩はどれだけの実力者なんだろう、、?
そんなことを考えていると、ポーツマス先輩と組み手をしていたフランが戻ってきた。
今は入れ替わりでマオが組み手をし始めた。
「なんなんですの??!弾切れしない銃なんて反則ですわ!!」
「「「同意!!」」」
「勝ち筋が見えないよ、短期戦でも長期戦でも意味がない、しかも遠近両方で対応力がある。
無敵だよね、、」
「そんなことありませんよ」
「「「「うわっ!!」」」」
「あれ、マオと組み手してませんでした?」
「今終わりました。」
「「「「はやっ!!」」」」
向こうでマオがキューっ、、!って感じで気絶して突っ伏している。
「彼女も良くなってきたと思うんですがねぇ、、、」
「はぃ!質問です。
先輩の弱点はなんですかぁ?!」
マイケル、正直すぎるよ。
しかし聞いてみたい問題ではあるな。
「弱点?たくさんありますよ?」
「え?どこ??」
全然わからない。まるでないように見えるけど。
「教えてもいいですが、それでは明日の試験で「勝てない」でしょうね」
「「「「「え?」」」」」
「、、、あっ!
ん、んんっ!今のは聞かなかったことにしてください。」
なにかの勝負をするのか。どんな勝負なんだろう。気になってきたな、出来るなら傾向と対策も練りたいし、、。
「去年はどんな試験だったんですか?」
「すみません、言えません。試験についてはもう質問しないでください、、」
よほど口を滑らせたのがショックだったのか、ポーツマス先輩がドヨンとしている。
「勝てるかわからない勝負か、なんだろう。気になるなぁ」
「勝たねば落第かもしれない、、困ったである」
「なんであろうと勝ちますわ!」
「ぅきゅー、、」




