島へ
〜リビング〜
「夏合宿?
あらいいわね。いつからだっけ?」
「来週からだよ、だからわりとすぐだし準備しなきゃ」
「おみやげよろしくな」
「親父、、島らしいからないかもよ?」
がっくりと親父が肩を落とす。
「良いなー、、、」
「遊びにいくんじゃないよ、試験もあるんだから」
「エヴァちゃんも頑張ってらっしゃいね」
「了承、はい」
あの日以来、エヴァは僕の家に居候することになった。叔父の屋敷とやらに親父が乗り込んでいって「平和的」解決をしたらしい。
貴族相手にヤンチャすぎる、なにかあったらどうするんだろうと心配したけど何もなく杞憂だった。
みんなの感覚では家族が増えたというよりペットが増えたイメージらしい、さすがに失礼じゃね?と思ったが本人もそんな自覚があるのかきにしてないようだ。
そしてエヴァは妹と同じ部屋に寝泊まりしている。妹と部屋を交換して抜けた天井をロフトに改造し、そこがエヴァのスペースだ。
そんなこんなで同級生と1つ屋根の下になったけど、「いろいろ」刺激的なハプニングが多くて困る。
自由に暮らしてきたせいかエヴァが「開放的」な格好などを気にしないので思春期真っ只中の僕は身が持たない、、。
からかっているのかと邪推するくらいだ。
そんな僕を家族たちがニマニマ見てたりするが本当に勘弁してほしい。
「はあ」
身も心も島でリフレッシュできるかなあ、、、。
-------
合宿までの授業は特別授業の振り返りをみんなでした。
試合は記録されており、本人たちを交え、多様な意見を元に今後克服のためどうすればいいか、合宿でなにをするかを計画していった。
-------
〜海上移動船〜
「気持ちいいー!!」
「見渡す限りの海なんて初めてです」
「広がりすぎてて逆に怖いよぉ」
「落ちたら助からないナ」
段々と物騒な会話が、、。
みんなで島に向かう。
ティーチ先生と僕たちSクラスを乗せた移動船が海上を、痛いくらいの日射しの中、走っていく。
「見えたぞ」
ティーチ先生が叫ぶ。
みんなが指差す方を見つめる。
「あれが」
「そう、楽園島だ」




