笑顔
「君なら壁になると思いましたよ。
フェミニズムは結構ですが、君は男らしさをちょっと気にしすぎじゃないですかね?
ペアを狙い打ちして、見殺しにするならそれもよし。でも君が来ると期待しました。
いや、良かったですよ
君の戦いは全て確認しましたから」
「ポーツマス先輩の狙い通りだったわけか、、」
「あの日会議室で言われたでしょう?
分析力について」
「これがその差です」
ダンッ!!
ダンッ!!ダンッ!!
ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!
おかしい、、弾切れにならないのか、、?
「もしかして」
その言葉とともに銃撃が止む。
「弾切れを待ってますか?」
「うん、そうですね、、」
「正直でよろしい」
「ではこちらも教えましょう、私はスキル[補充]を発動させています。このスキルは足りないものを精製する能力です。
つまり私の銃に弾切れはありません」
、、そんなのありかよ。
無敵じゃないか。
『まずいぞ、長期戦では勝ち目がない、じり貧だ』
「ぐっ、、、、くそぅ、、」
ダメだ、打たれ過ぎて痛みで意識が、、、。
でも踏ん張らないとエヴァが、、。
「大、、丈夫、、っ」
「エヴァ、大丈夫?!」
「心配ない、手段ある」
「・・・・・」
たしかにそれならいけるかもしれない。
やるだけやってみよう。
「エヴァ、頼むよ?」
「了解」
「いけ!」
「んっ!」
そういうと助走を付け、僕の背中を踏み台に飛、エヴァが高くジャンプし先輩に向かっていった。
「くっ、、、」
空中にいるエヴァに照準を合わせるため、射角が上がり、先輩の身体がさっきよりしっかり捉えられる。
いまだ!
「角度のある跳び蹴りをカモフラージュに彼ががら空きになったボディに決める作戦ですか、甘い !」
当たると決まった瞬間に先輩がボディのガードを固めた。
が!
ごしゃっ!
エヴァの跳び蹴りが先輩の顔面にがっつり入る。
「ま、まさか、、、」
「そう、僕がフェイント、ダマシ役ですよ」
『下げて、上げての動きの連続動作は人間じゃ正確な動作をしなければならない時、かならずムリがでる。
迅速な判断をしなければならないときほどな。
そこをついたわけだ』
「なるほど、、、本命は最初から彼女でしたか。参りましたよ。私の敗けです」
やったあ!!!
「勝者!
ケン、エヴァ!!」
先生が判定を下す。
勝てた、スゴく嬉しい!
ダブルスっていいかも、、、?
「勝利、、?安堵、、」
二人同時にへたりこむ。
そして
「ありがとう、エヴァ
やったね」
「恩返し。
、、ありがとう!」
「、、、!」
きっと僕は忘れない。
眩しいほどの彼女のこの笑顔を。




