銃弾と壁
エヴァが撃たれた。
硬質ゴム弾だが、当たれば実弾ほどではなくても殺傷性はある。
「ふむ、、」
ダンッ!
ダンッ!!
ダンッ!!
ようやく立ち上がったエヴァに、先輩は容赦なく銃撃を浴びせる。
「やめろぉ!!」
撃ったスキを狙ってさっきと同じフルスピードで接近する。
銃は構えれば必ず脇が甘くなる、そこを狙う!
今度こそ、、っ!?
「げっ、ほっ、、、!!」
みぞおちから脇腹にかけて蹴り飛ばされる。
一撃が重い、、エヴァ並みの跳び蹴り並みの威力だ。
「なんとかの1つ覚えですか、同じスピードと攻撃箇所じゃ当たるわけないでしょう。
せめてフェイントは入れなさい。バレバレですよ」
『スキがスキじゃない、、相手が弱ったところに徹底して攻撃を仕掛ける強敵だな、、』
「どうすればいい?」
『エヴァには悪いが攻撃を喰らい続けてもらおう、球切れになった瞬間を仕留めろ』
そんな、、、
ダンッ!
ダンッ!!
ダンッ!!!
エヴァにひたすら銃撃が浴びせられる。
みるみるうちに肌が腫れ上がり、傷も増えていく。
くっ、、、見ちゃいられない、僕は、、、
「、、そろそろですかね?」
先輩がなにか呟く。
ダンッ!!
『、、バカだな、、ま、提案したオレが言うのもなんだが、ありゃ男のやることじゃねぇ。』
「じゃ言うなよ、、」
そう、エヴァの前で僕は銃撃を防ぐ壁になっていた。
[レバレッジ]で防御力を最大にあげる。
全く動けない代わりにダメージは大分緩和されてる、それでも相当痛い。
これいつまで続くの、、。
「やはり庇いましたか、そろそろだと思いましたよ。もらいましたよ?《地獄帰り》くん。」




