ベストよりベター
〜特別授業、試合当日〜
〜控え室〜
「ううー、緊張してきたよぉ」
「大丈夫だよネ、大丈夫だよネ、、」
「、、ひっひと、ひとひとひと、、、」
みんな緊張しまくっている。
こないだのやる気はどうしたのさ。
『よくないな、勝負にメンタルは大事だ。
勝てるかわからない、負けるはずがない
、ヤケになったり過剰な自負は冷静さを失わせる。
萎縮するのも同じくらいよくない、慎重と臆病は違うからな』
、、耳が痛いです。
「大丈夫、挑戦、、!」
エヴァがやる気だ。
よし、僕もやるだけやってやる!
『そうだ!
やるだけやったあとは理想はベスト、ダメでもベターを尽くせ』
ジリリリ!!!!
控え室に時間を告げるベルが鳴る。
さぁ試合だ!!
〜試合舞台〜
ギャラリーはない。
舞台は2つ、シングルスとダブルスでそれぞれ1つずつ。
この空間にいるのは先生とメンバーだけ。
審判はシングルスがティーチ先生、ダブルスは2年の先生がやるようだ。
互いに整列とあいさつをした後、順番をまたもやクジで決める。
結果、僕とエヴァは二組目に決まった。
機密保持のため、試合の観戦はできず、試合が終わるまで控え室横の待機ブースで待機する。
各試合が終わっても結果は全てが終わるまで発表されない。
自分達の試合に集中するため、という配慮らしい。
作戦会議と言っても、僕とエヴァの作戦はすでに決まっているのでやることの再確認をしたらあとは待つだけだ。
「エヴァは緊張しないの?」
「無論する」
「するんだ?そうは見えないけど。」
「意外、そう?」
「うん、全く見えないよ」
「心外、、」
淡々とキャッチボールをする。
「勝とうね」
「当然勝利、、!」
ふんすっ!っとエヴァが鼻息をちょっと荒くする。
「先輩の胸を借りるってことで、やれることをしっかり頑張ろうよ」
「了解」
ジリリリ、、
僕たちを呼ぶチャイムが鳴る。
いざ、勝負!




