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雷と雷帝

残飯と木屑とホコリにまみれた銀髪美少女。


『灰被り姫というのは聞いたことあるが、これはちょっと違うな、、、』


「不潔!邪魔!!」


エヴァが、ぎんっ!と睨み、すぐさま蹴り飛ばされる。落ちた拍子に太ももの付け根付近に手を置いてしまっていたと気がつく。


吸い付くような柔らかさだったな、、。

初めての感触だった。

すこし思い出してしまう。


『お前、脚がいいのか?その、、マニアックだな、、』

何を言ってるんだよ、不可抗力だよ、、。



「どうしたの?!大丈夫?!!」


母ちゃんと妹が部屋になだれこんでくる。

そりゃあんだけの音がすればね、、。


しかし、端から見れば、、


「ぬぁにやってんのぉ!?!?!!



あんたはぁーー!!!?!?!!」



人生最大の雷が落ちた。


〜リビング〜


「でっ!?」


母ちゃんの怒りが収まらない。

エヴァは今風呂だ。


「なんなのあれ?!ちゃんと説明しなさい。」


「僕が知りたいよ。

屋根裏から物音がするから見てみたらいたんだから。」


「嘘おっしゃい!

なんであんな可愛い子が屋根裏に残飯といるの?!

あんたまさか、、どこかの貴族様からさらってきたりしたんじゃないでしょうね!!」


誰がさらうんだよ、あんな《残飯令嬢》、、。


ポカンとした表情で僕たちを見ている妹を尻目にリビングは修羅場だった。


ガチャ。


リビングに風呂上がりのエヴァが入ってくる。

石鹸のいい匂いがする。


「お風呂、感謝」

深々とペコリ。


「まあ!見違えたわ、すっかり綺麗になったわね!」


風呂上がりのエヴァはうっすら紅潮しており、すこし濡れた銀髪が肌に張り付いていて同い年とは思えない色気を出していた。


「エヴァちゃん、、だっけ?

いいわ、あなたも座りなさい」


「、、了承」


「あなたたちの関係は?

なにもしてないし、されてないのね?

正直に言いなさい。

大丈夫よ、私が味方してあげるからね。

辛い思いをするのはいつも女なんだからね?」


、、なにか聞くのも怖い、実感のある尋ね方だ。



ちょっとびっくりしたような表情をしたあと、すぐにいつもの無表情に戻る。

「大丈夫、彼とは無関係。

安心してほしい」


今までで一番ちゃんとエヴァの声を聞いた。

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