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屋根裏の戦い

「ふぅ、、いろいろ試してみたけど、どれも今一つかなあ、、」


『方向性は悪くないんだが、いかんせん精度と錬度がな、、少しずつ上げていくしかないな』


「そうだね、、」


今日のトレーニングを終え、帰宅の時間だ。

下校時間ギリギリまで自主トレする人もちらほらいるけど、僕は先に切り上げることにした。


「じゃあ先に帰るね」


「「「また明日ー」」」


久しぶりに一人で下校する。

普段だとアカリとかクラスメートの他の誰かが

いるけど、今日は珍しい。


「一人だし、少し寄り道して帰ろうかな。」

『なにか面白い発見でもあるといいな』

そうだね。



商店が立ち並ぶ街通りをぷらぷらと歩く。

時々知り合いとすれ違ったり、店の人とあいさつをする。


ん?

路地裏でいま大きな影が動いたような、、?

気のせいかな?ウィンドウショッピングを楽しみながらすこしずつ家の方に向かう。先ほどまでいた辺りは雑貨店が多く、段々と食料品を扱う店が増えていく。


「やられたー!!」

「まだちかくにいるはずだ、さがせー!」


なんか怒号が飛び交っている。

母ちゃんが言ってたやつが出たのかな?

本当にうちのすぐ近くだ。

そう思いながら、路地二つ向こうの我が家に帰宅する。


今日は親父の帰りが遅いので日課はなしだ。

その代わり今日の振り返りをちょっとだけして床についた。


ガタ、、

ミシッ、、、


聞いたことない音が天井、、というか屋根裏からする。

なんだろう。


僕は天袋から屋根裏を覗き混んでみる。

暗くてよくわからないな、、、。

とりあえず手探りであたりを調べてみる。


ムュニュッ、、


「ひぁっ!」


ん?!

人の声だ。でもこんなところになぜ?


ゲシッ!!


「ぐぇっ!

痛ったぁ!!」


思い切り打撃をモロにくらう。


「なんだ!こいつ!!」


暗がりの中、バタバタと手を振り回し捕まえようとする。ミシミシと天井が音を立てる。


柔らかい感触と

服と思われる感触と、

時々固い感触を繰り返し、腕か脚がわからないが掴んだ!


「よし!!」


と思った次の瞬間


バリィッ!!!!!



天井板が限界を迎えたようだ、僕と「捕らえた何か」は僕の部屋に落ちた。が、運良く、ベッドの上に落ちたので助かった。

、、木屑とホコリまみれになったけど。


「ぅ、う、、んん」


なまめかしいような声の主は「捕らえた何か」。

僕はそれを良く知っていた。

一緒に落ち、ベッドで横たわる「彼女」。


それは残飯を抱えたエヴァだった。

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