クラスマッチの意図
学園は学年別に教室棟が分けられている。
僕たちがこれから向かうのはとなりの2年棟だ。
棟をつなぐ渡り廊下を進み、2年棟の中へ。
作りは変わらないが、少し雰囲気が重苦しいような、、?
先生を先頭に奥へ奥へと進んでいく。
2年の先輩たちのSクラス以外は教室で授業を受けているようだ。
そして小会議室とかかれた部屋の前で立ち止まり、先生がノックした後に続き中へ入る。
そこには2年の先生らしい人と「7人」の生徒がいた。
あれ?人数足りなくない?
「全員掛けなさい」
2年の先生が号令をかける。
「説明は聞きましたね?ではこれから顔合わせといきましょうか」
「申し訳ありません、よろしいでしょうか」
やる気満々のグレートだ。
「どうぞ?」
「はっ。失礼ながら先輩方に欠員がおられるようですが、、?」
「いえ、これで1年との特別授業の参加者は全員ですよ。」
「足りない3人は、3年との特別授業に行ってるんだ」ティーチ先生が教えてくれる。
「となるとダブルスでは、、」
「大丈夫ですよ、そちらはダブルス。
こちらは全員シングルスでお相手します。
そうゆう伝統なのです」
「よろしいのですか?その、、負けたりでもしたら」グレートが挑発ぎみに発言すると
クスクスと先輩たちが笑いだした。
その笑いに僕たちは意味がわからず混乱と少し怒りを覚え、ムッとする。
「なんですの?なにか可笑しかったでしょうか?」フランが指摘する。
「いや、、べつに、、ふふっ」
先輩たちは笑いを止めない。
「、、、いいかね、、?」
2年の先生が凄み、その場を締め、全員静かになる。
「ふむ、説明不足のところがあったようだから説明しよう。
2年側には不利になり、1年側には有利になるようにわざとしてあるのだよ。
そして、2年側にはもう一つハンデとしてスキルの使用が禁じられている。
もし負けたり、スキルを使用でもしたら即没収試合とし2年側選手は降格となる。
2年側はハンデとプレッシャーを掛けて行い、1年側は一つとは言え上級生と腕を交え、互いの地力を図るのがこのクラスマッチの意図です。
よろしいですかな?」
『なるほど。
それでも実力と技量の差は埋められない、そうゆう事か?なめられたもんだな』
うん、僕も今そう思ったよ。
他のみんなも同じみたいだ。
全員がやる気に満ちた眼差しで先輩達を見る。
「「「「「やってやる!」」」」」




