帰り道
「しないよ!する気もないよ、、」
げんなりとしながら皆に向き直る。
「それならいいんですけど、、、」
「本当にやらないでよぉ」
「やめてヨ」
「、、、こ、困ります」
「信じて良いですのかな?」
「排除」
「負けませんわ!」
「つぶす」
微妙なリアクションだ。
てゆーか、敵意むきだしな人たちいるし。
グレートは隠さなすぎでしょ。
やめてよ、本当に。
『返り討ちにしてやるか?』
おまえもやめろ!
平和に過ごさせてよ、、。
「じゃここで」
「私たちもこちらで。」
少しずつそれぞれの家の方に散っていく。
気付くとアカリと二人きりだ。
「アカリはどこまで?」
「私はこのまままっすぐの寮です」
「ああ、学生寮なんだ」
「はい」
学生寮。
地方から出てきた学生達が住む場所だ。
貴族階級ならこの王都に別宅を構えているが普通はない。だから差別意識からか学生寮は平民街に隣接している貴族街の端に建っている。
「寮はどう?」
「はい、快適ですよ。広くはないですけど生活になにも困りませんし」
「ご飯はどうしてるの?」
「自炊です」
「えっ!?」
「そんなに驚くことですか?」
「いや、だって貴族令嬢だよね?
そうゆうのはお手伝いさんとかがやるんじゃ、、」
「いや、うちにはそんなに人を雇う余裕ないので、、。それにお料理は好きなんです、結構自信あるんですよ?」
「えへん」と胸を張る。
「へぇー、そんなに自信あるならいつか食べてみたいな」
「じゃあ今度お弁当作ってきましょうか?一人も二人も手間は変わらないので」
「そ、そう?じゃあお願いしようかな」
「はい、任せてください。ちなみに
キライなものはありますか?」
「ないよ、食べることが好きだし」
「良かった、あっここが寮です。
じゃあ、、また明日」
「うん、また明日ね」
気付くと寮の前まで来ていた。僕の家からそんなに遠くない距離だ、休日にはその辺でバッタリ会うかもしれないな。
なんて考えながら家に向かった。




