二つ名
〜教室〜
ヤマトを医務室に残し、ケンは教室に戻ってきた。
クラスメートたちからあれやこれやと囲まれる。
その輪の中にグレート、フラン、エヴァはいない。
「はいはい、静かにして席にもどれー」
ティーチ先生がゆるんだ空気をしっかり締める。
「それじゃ今日の授業はこれまでだ。
内容は毎日少しずつ違うが、こんな感じでこれから学園生活を送ってもらうからな。毎日をしっかり大切にな。解散。」
そう言って今日1日が終わった。
あー疲れたなぁー。
「あの、、」
「ん?」
アカリだ。
「さっき話していたんですが、途中までみんなで一緒に帰りませんか?」
「いいね。うん、そうしよう」
「じゃ行きましょう」
〜放課後〜
ヤマト以外の全員で帰路に着く。
彼は念のためもう少し検査してかららしい。
気を失っていたからね。
歩きながら、改めてみんなと挨拶をし、雑談を交わす。
「地獄帰りなんて言われてるからもっと怖い人かと思ったよぉ」
「そうそう!こう、なんか手当たり次第暴れるとかみたいナ」
「本当にイヤな呼び名だよ、勘弁してほしい、、」
ガックリとうなだれながら歩く。
「いいじゃないか、二つ名なんて」
「そう?」
「そうである、二つ名とは個人の敬称であるからな」
「そうなの?」
「実力者なら皆持っているのである。有名なのはそこにいるグレート殿のお父上ならば《飛剣》ですな」
「へぇー!」
一番後ろを歩くグレートがどこか嬉しそうだ。
頬をピクピクとしている。
「まあ二つ名は武功や実績以外を上げたもの以外ですと、悪人や罪人の所業を表すことがありますな。」
シュナイダーめっちゃ物知り、、というかたくさん喋るね。寡黙そうな見た目とギャップあるなあ。
「じゃ僕は悪い意味だね、まだ何にもしてないのに、、」
「え!?これからなんかやるの!?」
みんながざざっと後ずさりしたり、警戒してぼくから離れる。さすが実力者ばかりだ、速い、、。




