成敗、さすれば、、
授業は午前の座学と午後の実習と分かれている。
隔日でそれが反対になる。
各クラスで場所を確保するためらしい。
『ふむ。インプット、アウトプットの徹底がこの学園のモットーか。簡単だが一番効果があるからな』
インプット?アウトプット?
『みんな息をするだろ?
吸って、吐いて、吸って、吐いて、、、。
どちらかが止まればいつかは苦しくなる。
そうならないために、簡単だがそれをひたすら繰り返すことが大事なのだ。』
へー。覚えとこう。
座学は、戦いのことだけでなく算術や礼儀作法なども学ぶ。
万事に秀でなければ勇将足り得ないかららしい。
なるほど。
そして今は実習の時間。
二人一組で組手だ。
で、僕の相手は彼なんだけど、
なんでガン切れ顔なの、メガネくん、、?
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ヤマトは幼少期より目が悪い。
小柄であるゆえに力もない、その分、よく聞こえる耳と知恵を働かせてきた。
そしてその知恵はいつも彼を助けてきた。
好調な実家領内の施策は彼が提案してきたものばかりだ。父も手腕を認めているからこそ、今回の入学を認めてくれたのだ。ヤマトに足りないのは武力だけだから、と。
そしてヤマトは多少なりとも自負があるが「昨日の一件」で刺激された。
、、、なんだあの無様な姿は。
「あの程度」の実力で、自分と机を並べ、これから研鑽するだと?ひそかに憧れていた第一学園のSクラスにあのような者がいては自分、ひいては皆の妨げになる。ここでヤツが馬脚を表せばクラス落ちするだろう。そうすれば真の実力者が集い、切磋琢磨できる素晴らしい学園生活が送れるはずだ!だからこそ、彼はここで自分が成敗してくれよう、、。
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〜ケン〜
なんか怖いけど、周りも始めたし僕たちも始めよう。
僕は構え、相手を見据える。
ヤマトは長さの違う刀を左右両手にそれぞれ構え、だらんと少し前屈みにしている。見たことない構えだけど、、。
『二刀流か。宮本武蔵のようだ。』
だれ、それ?
『オレがいた国の伝説の人だ、強かったらしく逸話も多い』そんな人と同じとなると、、。
互いに視線が交差する。
ジリッ、、ダンっ!!
ヤマトが先に仕掛けてくる!!




