ホームルーム①
僕とアカリが入ろうしたその時。
ピゅン!
何かが眼前を掠める。
ビィーン!
右手の壁に蜂がいた。
今飛んで来たペンで串刺しになっていた蜂が。
スゴイけど、怖い!どこの殺し屋だよ。
「ごめんごめんごめん、びっくりさせて!当たらなくて良かったよ、、。いや本当にごめんね。」
軽いノリと勢いで謝られる。
「え、えーといいよ、気にしてないから」
「そう?良かったぁー」
「あ、君でしょ?地獄帰りって。
昨日の練習場見に行ったよ、すごかったねぇ!」
あまり嬉しくない話題だなあ、注目されたのは仕方ないけどさ。
「ねっねえ、どうしたらあのグレートをあんな風に倒せるの?あんなアイツ初めて見てついつい興奮しちゃったよー」
ん?グレートの知り合いなのかな?親しげな風に話してるけど。
「おい」
後ろから声を掛けられる。
この声は、、、グレートだ。
「なんでここに?!」
思わず後ずさりしてしまう。
「何を言う?ここが教室だからにきまっているだろうが。」
「うそ!?」
グレートは脳ミソ筋肉野郎だからダメだと思ってたのに。
『人のこと言えるのか?』
う、うるさいな、、、。
「早く入れ、もうホームルームが始まるぞ」
キンコーン
チャイムが鳴り、ホームルームが始まる。
そして担任の先生が教室に入ってくる。
「おはよう!」
「「「「おはようございます」」」」
「今日からこのSクラスの担任になったティーチだ、よろしくな。
この後、それぞれ軽く自己紹介してもらう。
なので、俺から自己紹介しよう。
俺の名前はティーチ・コーチ。
元騎士団員で今はここで教師をしている。
いろいろ経験してきたからわかる範囲なら相談に乗るからな!」
快活で気持ちのよい自己紹介だ。
しかし、元騎士団員ってなんで辞めたんだろ。
まだ若いし、給金だって安くなっただろうに、、、。




