表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/96

後始末と溜め息

「立てるかい?」


学園長が涙を流しながら嗚咽する金髪少女、フランに声をかける。


「、、ええ。もう大丈夫ですわ。」


「そうかい、では皆、整列したまえ」

学園長が僕たち4人に告げる。


「今日君たちは勝利も敗北も知った。

どうかな?」

一人一人の目をゆっくり見まわして学園長が問いかけてくる。


「我は負けた。

己の心に負けた。ただ、それだけです。」

とグレート。


わたくしは全てですわ。

心技体、それら全てを学び鍛え直す必要がありますわ。」

続けてフラン。


「僕もです。

まぐれ当たりが上手くいっただけです。

賭けをする時点で地力で劣ると悟っているのですから」

と僕。


「わたしもダメでした。フランさんには申し訳ないですが、自分の信念を曲げて掴んだ勝利など、勝利ではあってはなりませんから。」


「そうか、、皆思うところがあるなら安心だ。

男子2人には少し伝えたが改めて言わせてもらうね。

君たちの成長のため、謙虚に、真摯に学ぶ姿勢を大切には日々忘れないよう励みなさい。」


「「「「はい」」」」


「よろしい。では君たちには解散の前に、散らかしたこの練習場の後片付けをしてもらうよ(ニッコリ)」


ですよね、、。

ふあーっ、、初日から疲れたなあ、、。


---------


「で、どうでしたか?」

執務室には見るからに屈強そうな男達が集まっていた。

その中で最も別格の雰囲気を醸し出す男、現騎士団長バルフェットが学園長に問いかける。


新旧の騎士団長の会合に周囲の騎士たちは固唾を飲んでいた。


「うん、正直わからないね。

実力もまだまだだし、何かあるとしてもそれがなんなのかという判断するまでには材料が足りなくてね。」


「そうですか、、。

っふぅ、、、。」


バルフェットはあごに手をやり、今後についてどうしたらいいかと目をつぶり、溜め息をついて、客用のソファーに深く座り直した。


「あ、あとこれ。

練習場の修理代金ね。

キミのとこのせがれが言い出したんだからしっかり払ってくれないとね?」


・・・っ!!?


騎士団長バルフェットは驚愕の表情を浮かべ、さらに深い溜め息をつくことになった。

帰ったら説教だ、あのバカ息子め。

こめかみに青筋をたて、静かに怒りのオーラを出す団長に団員たちは同情しつつただ震えるだけだった、、。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ