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男意気

さあ進化の時だ!


と言われ、毎日ひたすらトレーニング。

走り込み、筋トレ、スキルのコントロール。

いろいろやってみてわかったけど、僕は武器を使うのに向いてないようだ。

距離感がつかめないし、なんとなく信用できない。1番しっくりくるのは、非常にシンプル、肉体での戦い方だった。そうなるとリーチが課題だから、ひたすらダッシュと走り込みだ。

下半身は特に鍛えることにした。

おかげで踏み込みからの移動が力強くなったとはっきり実感できる。

扱う武器は指先から肘くらいまで覆われているガントレットに決めた。親父のお古だがサイズ調整出来たので良かった。


さて、問題は[レバレッジ]だ。

力加減を間違えると反動がすごい。

全身が軋み、筋肉がちぎれるような痛みだ。

試行錯誤して使い方がわかってきたけど、これはもしかしたらかなり使えるんじゃ、、。


『なるほどな、そんな使い方もあるのか』


良かった、意外となんとかなるかもしれない。

『楽観視は危険だぞ、しっかり準備するのが肝心だ』

わかってるよ、、。


---------


そして場面は練習場に戻る。


「ッ!!」


グレートの武器は大剣。


彼の身の丈ほどもある刀身から繰り出される剣撃が予想より遥かに速く重く鋭い。

これでも本気ではないのだろう、余裕が見てとれる。

僕は開始直後からひたすら避けるだけでいっぱいいっぱいだ。

ちなみに

僕 vs グレート


アカリ vs フラン


でマッチアップしている。

ある意味当然の構図か、、。


「どうした?避けてばかりでは勝てんぞ。」

「くっ、、そ、んなこと言っ、ても、、」

時々フェイントも織り混ぜてくるので、全ての剣の軌道に目が追い付かない。

距離を取れるときはいいが近くなるとだいぶ苦しい。このままではジリ貧だ。

なんて思っていたら、ついにその時が来た。

グレートの得意としている剣撃、うち下ろしからの突きだ。そのパターンは読めたと思っていたのが、僕の油断だった。それはフェイント。

突きゆえに左右どちらかに避ければよいと避けた方向に蹴りを繰り出され、みぞおちに見事に決まってしまった。


「ぐっ、、えっ、、」


人生で一番の痛みだ。

しっかり決まるとこんなに痛いのか。

いまにも意識が飛びそうだ。


「ハハハ、捉えたぞ、もう先ほどまでのようにチョロチョロ動けまい!」


仁王立ちでグレートが僕を見下ろす。


震える足をしっかり踏ん張りながらなんとか立ち上がる。視界の端ではアカリとフランが激しい攻防をかわしている。こちらとは対極だ。

なんとか立ち上がり、構えをとる。


「ほぅ、立ち上がるか。いいぞ、そうでなくてはな。」


「そりゃ立つよ、女の子がまだ戦ってるのに、先に倒れるわけにはいかないよ。」


『今倒れたばかりだぞ』

うるさいな。


「その意気やよし。男子たるものそうでなくてはな。では再開といこうか!」


グレートが再び構えを取る。

お互いどちらが先に動くか、、。

観衆が固唾を飲んで見守る。


先にグレートが仕掛ける。

さっきより更に速い!本気を出してきたのかな。

考える時間はない。

こちらもグレートにむかって力強く踏み込んだ。

二人の剣と拳、それぞれの攻撃がぶつかり合い、、



「「「ズズゥーン、、、」」」


と練習場に重い音が響き渡り、、、

グレートが地に膝を付いて仰向けに倒れる。


『デッドクロス、、!!』

いつもご愛読ありがとうございます。

テンポの良さを心掛けてますがなかなか難しいですね。


まだバトルパートは始まったばかりなので気長にお付きあいください。


ブックマークもしていただけると嬉しいです。


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