執務室
決まっちゃったよ、、。
グレート&フラン
vs
僕&アカリ
なんでこうなるの?
「いいか、本日の放課後だぞ。
場所は練習場。
そこなら思う存分やれる。
許可は取っておこう。」
グレートはフランを連れだって食堂から出ていった。
キンコーン、、。
とチャイムが鳴る。
あっ!と、皆が我に戻りバタバタと食堂から退出していく。
<職員室>
「、、で練習場の許可が欲しいと?
グレート君?」
「はっ。我が家の名誉に掛け、此度の決闘の許可を何とぞ頂きたく。」
「ふぅむ、、しかしねぇ、、入学初日だよ?
いくら騎士団長のご子息とはいえ、これは前代未聞だよ」
執務室で教頭は頭を抱えていた。
先ほどまでしていた事務処理の手を止め、冷静に思索を巡らす。
噂の地獄帰りのスキルを直に見ることができる。
相手はグレート、フランの、騎士団長肝いりのご子息と武の名門の令嬢。実力を見るにはうってつけの相手だ。
しかし、万が一、、があればどうなるか。
あらゆる可能性を考慮し悩んでいると、、
「いいじゃないか、やらせてみても。」
グレートの背後から声の主、学園長がやってきた。
「責任はわしが取るよ」
こう言われたら教頭はなにも言えない。
どんな事態が起きても責任を取れるだけの器量がこの人にはあると知っているからだ。
「わかりました、許可しましょう」
「ありがとうございます」
ペコリと頭を下げ、意気揚々とグレートは退出する。
そして執務室にはナイスミドルが2人残された。
「いいんですか?」
「なにがだね?」
とぼけるように返事をされる。
この人はいつもそうだ、のらりくらりとしているが、その腹の内が読めない。
はぁ、、まぁいいか。
と教頭は諦めるように溜め息をついて、事務処理を再開する。そんな教頭の様子に学園長は信頼の眼差しを向け微笑み、
「いつもすまないね」
「仕方ないですよ、あなたの部下になったあの日からです。もう慣れました。」
さて、放課後が楽しみだ。
若人たちがどんな武を見せてくれるのかな。
いくつになってもこうゆうのはたまらないね、と胸の高鳴りを押さえきれない、先代騎士団長は「ふっ」と笑った。




