やっちゃった、、
「貴方が新入生代表?
何かの間違いよ。
代表はこの私、フラン・ユーロのはずですわ!」
中心人物であろう、きつめ美人の金髪ドリルがヒステリックにキンキンと喚いている。
うーん、、ああゆう女の子は苦手だなあ。
『うむ、ヒステリックな女ほど面倒なものはないな。まあ己の弱さの裏返しとも取れるが、、』
なんか含蓄あるなあ、、。
「いいこと?
入試の結果はあくまで基準を満たすかどうかの参考程度。
実戦におけるの真の実力とは違いましてよ!」
『ほう、良いことを言うな』
感心してる場合かよ。
だってほら、今にも剣を抜きそうじゃん。
そう、ここは戦闘系のスキル持ちが集う第一学園。メンテナンスや愛着を抱かせるなどの理由から武器の携帯が許可されている。もちろん事故防止のため使用するのは授業や実習時のみだけどね。
「さあ!騎士の実戦というものを教えてさしあげますわ!!」
いうやいなや、金髪ドリルがレイピアと呼ばれる細身の剣を抜刀して、アカリに切りかかった、、!
え!?
入学初日に校則違反とか、あの金髪ドリル、大丈夫??
アカリはぎゅっと目を瞑り、身を守ろうと腕を身体の前で交差する。
ギィン!!
ああ、、やっちゃった。