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入学式②

アカリ・ハイライトって呼ばれてたな。

あの子が新入生代表?

ってことは今年の入試での最優秀生徒か。


「おい、あれが、、」

「・・・よね」

「まさか、、、」


何故だか潜める声があちこちから聞こえ、周囲がざわつく。

そんな雰囲気の中、司会の先生が生徒達をゆっくり一瞥すると生徒達は静けさを取り戻す。


登壇した彼女は、透き通る綺麗な声で、当たり障りのない決意表明を挨拶に折り込み、新入生代表挨拶を終えた。

どこかホッとしたような表情の彼女はすこし頼りなくも見えた。


「、、、!」


自分の席に着く際に、彼女と不意に目が合う。

最前列と3列目、そりゃ視界に入るよね。

お互い、ばつが悪そうに視線をそらす。


その後、式はつつがなく進行し、全て終了した。


式の後については生徒達は昼食まで自由行動となっており、昼食の後、明日以降のカリキュラムの説明会、そして解散となる。


「どうしようかなあ、、」

友人たちとは見事に散り散りになり、第一学園の入学は僕だけ、いきなり1人で放り出されると寂しいし心細いなあ、、。

『なに言ってんだ、オレがいるだろうに』

「いや、物理的に寂しいんだよ、、」



第一学園は戦闘系のスキルを持つ人が多いと同時に、貴族層が多い。いわゆる上級国民だ。

貴族は公爵、侯爵、伯爵、男爵という順に格付けされている。貴族以外は平民、完全な上下関係だ。もちろん僕は平民。

だからここでは浮いている。

地獄帰りの噂もあるしね、、、。



少し散策のため、とりあえず校内の中心部にある中庭をぶらつく子とにした。

緑が思ったより多く、芝生も青々としていて寝転んだら気持ちが良さそうだ。


ふと視界には女子が3、4人固まっていた。

あまり平和な雰囲気ではなく、良く見ると1人の女子を取り囲んでいた。


そこにいたのは、、、アカリ・ハイライトだ

いつもご愛読ありがとうございます。

日常パートから少しずつ進めて参りますので、ブックマークよろしくお願いいたします。

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