ギルド戦4
私は急いで弓を構える。
「”ピンポイントシュート”」
足に向けて矢を放つ。
このスキルは相手の足に攻撃する事で、移動速度低下状態する事ができる。
突然の攻撃に驚いたようだったが、すぐにこちらを睨んでくる。
巻き込まれる形になったが、私もやられたくはない。
「”パワーショット”」
一見、普段と何も変わらないように見える。
だがこのスキルは……
「ぐぉぉ!」
矢を受けた男は大きく後ろに飛んでいく。
この矢は高火力かつ、相手を転倒する効果があるのだ。
男の飛んで行った先には、一人の優男のエルフが立っていた。
所属は紺碧の猟団だ。
エルフは眼鏡の真ん中を一本指で上げると、右腕を構えた。
「”エクスプロージョン”」
地獄の業火に焼かれ、先ほどの男が灰になる。
なんという火力だろうか、あれが炎系最上位魔法……
事を終えた男は、表情を変えずにこちらに近づいてくる。
「久しぶりね、アメリ△(さん)」
そうユキさんが話しかけると、こくんと男は頷いた。
「巻き込んだみたいで悪かったねぇ。」
奥から先程遠くで見た、大柄な女性が歩み寄ってくる。
どうやら様子を見に来たらしい。
「ドレイク、こんな所でギルド戦なんてどうしたのよ?」
「何さ、狩場荒らしにお仕置きしたまでさ。」
そう言ってドレイクと呼ばれた女性は豪快に笑っている。




