ギルド戦2
「やっとついた……」
街道沿いの大き目の石に腰かける。
この周辺は敵も少なく、比較的安全だ。
ふと、遠くを見ると3PT程ぞろぞろと動いている。
あれはなんだろうか?
「あら、こんな場所で珍しいわね。」
「なんですかあれ?」
そう聞くとユキさんは私に双眼鏡を渡した。
「右の3PTは見えるわね? そのまま左の方を見てみて。」
「あ、こっちには2PTいますね。」
「こんな狩場でギルド戦ねぇ。」
ギルド戦、情報だけでは知っている。
ギルド同士の戦争、大規模から小規模までその時の状況で様々だ。
宣告から10分後に開始され、参加者が全滅した方が負けとなる。
宣告を一度すると、1週間は使用不可能だったかな?
しかし、こんな場所でギルド戦とは少々不思議だ。
ユキさんも恐らく同じ事を考えているだろう。
「oリナoちゃんはどう思う?」
「そんなこと言われても、分かりませんよ。」
ギルド戦のメリットと言えば、勝利側は専用のポイントが付与される事。
そのポイントで様々な特殊な武具が交換出来る事。
他には何かあったかな……
「相手に恐怖を植え付ける事。」
「え?」
「圧倒する事によって強さを誇示し、絶対者として君臨する。」
「……」
「その頂点なのよ、あのギルドは。」
双眼鏡で右の3PTをもう一度確認する。
シールダー100レベル、エレメンタラー100レベル、皆カンスト者ばかりだ。
彼らのギルド名を確認する――
「紺碧の猟団……」




