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幸せの時間3
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外で食事を済ませて、家へ帰宅した。
鞄をソファーに放り投げ、そのままベッドに横になる。
なんでご飯なんか奢ってくれたんだろ。
あまりの摩訶不思議な行動に、頭の中がハテナだらけだ。
あぁ、やばい……
なんだか眠くなってきた――
このまま微睡みに身を委ねたくなる。
しかし、ゲームしないと……
ゲーム?
何のゲームだっけ?
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そうだ、今日もエレウシスオンラインをやらないと。
皆がきっと待ってる。
僕だけの唯一の居場所。
でもこの世界は……
分かってはいる、でもやめられない。
結局分かり切った事だったのだ。
恐らく優さんも分かっている。
唯一の居場所であるこの世界を守るためなら、必ず協力してくれるだろうと。
難しく考える必要はなかったのではないか?
自分も同じ目に合うのではという恐怖心は一ミリも残っていなかった。
重い身体を起こしてVRヘッドを被る。
”ログイン”
視界が真っ白になる。
みんなが待っているあの世界へ……




