システムエラー3
「”ガッツ””リジェネガード””ウォークライ”」
いつも通り攻撃前の準備を整える。
”ターゲット攻撃カイシ”
長い砲身から主砲が放たれる。
砲弾は真っすぐ卍エクスカイザー卍に飛んでいく。
「っ!」
あまりの衝撃に本人も驚いていた。
彼は確かにガードをしていた。
なのに――
「ちょっ…… ”ヒール”」
その砲弾は易々とHPを1/3削ってみせたのだ。
「”パワーブレイク””アーマーブレイク”」
慌ててデバフを入れる卍エクスカイザー卍。
「だめ、デバフは無効化されてる! ”エレクトロショット”」
「”サンダーボルト”」
弱点である雷属性で攻撃を始める。
先程彼が放った攻撃は、ダメージを与えるだけでデバフが効いていないようだった。
もちろんデバフ無効などwikiに書いていなかった。
「卍エクスカイザー卍いける?」
「な、なんとかな。」
盾を構えて次の攻撃に備える。
防衛装置はサイドのランチャーからミサイルを撃ち込んでくる。
そのまま卍エクスカイザー卍に飛んでいくと思ったが、空中で分散して降り注ぐ。
当然回避等間に合うはずもなく、全員が受けてしまう。
被害は――1/4程度削られただけだ。
まだ立て直せる。
「”強制ログアウトしてでも脱出するんだ!”」
先程まで音信普通だったスマホからディリスタさんが叫んでいる。
ん、強制ログアウト? そんなものがあるのか?
「それどうやるんですか! ”エレクトロショット”」
スキルを放ちながら通信に答える。




