システムエラー1
これで4度目の階段だ。
なかなか4階の殲滅に時間がかかり、多少の疲れが出てきている。
この場合の疲れという表現は難しい。
キャラクターの疲弊ではなく、長時間のプレイによるプレイヤー自身の疲れだ。
フロア自体はそう広くはないのだが、やはり場慣れしていないせいか。
「ついたわね……」
階段を上り終えると、研究室のようなフロアに出た。
ここではボスの防衛装置との戦いが待っている。
あと数歩前に進めばイベントが……
ザッ―――ザー――
一瞬視界にノイズが入る。
今のは?
「今のなんだよ。」
考えていた疑問と同じ言葉を卍エクスカイザー卍が言う。
「もしかして、みんなも?」
シャルロットは無言で頷き、vアルマ姫vもめんどくさそうに返事をする。
―――ザー――ザザッ――
まただ。
ノイズは更に酷くなっていく。
グラフィックがバグったように形が一部崩れている。
「さすがにこれ、変じゃないか?」
「ぼ、僕、運営に連絡しますね……」
シャルロットがGMコールしようとしたその時だ。
”標的の危険レベル最大、ハイジョハイジョ……”
先程と違い、若干音声の乱れたアナウンスが流れる。
もしかしてボスが?
大きな駆動音を立てながら、奥から戦車の形をした防衛装置が現れた。
しかしその見た目は、wikiで調べたものとは多少違っていたのだ。




