ベリカ遺跡5
私達は2階層も同じように越え、3階層にやってきた。
何かの研究室のようで、巨大なカプセルのようなものが陳列している。
そして、目の前にはそれよりも一回り大きなカプセル。
しかも明かりが付いて、中で蠢いている――おそらくこいつがギガオークだ。
”ウーン! ウーン!”
けたましいサイレンの音が部屋に響く。
”対処レベル3に移行、ギガオークで対応せよ”
アナウンスの後、目の前の巨大なカプセルが開かれる。
羊水のような液体が漏れ出し、中からギガオークがゆっくりと這い出る。
「みんな、来るよ。」
「任せとけって! ”ガッツ””リジェネガード””ウォークライ”」
卍エクスカイザー卍はやる気満々だ。
「テキ……ハイジョ!」
ギガオークが巨大な腕を振り下ろす。
いつものように卍エクスカイザー卍が盾で受け止めた。
「”パワーブレイク””アーマーブレイク”」
スキルによる剣戟が決まる。
私はそれに合わせてスキルを放つ。
「”ブレイブショット”」
「”ファイヤボール”」
火の矢と火の玉がギガオークの腹部に直撃する。
もちろん攻撃の手は止めない。
「”シールドバッシュ”」
「”ピアシングシュート”」
「”ファイヤウォール”」
もう一撃それぞれスキルを放つ。
vアルマ姫vは武器を構えて暇そうに待機している。
ヒーラーは転職するまで攻撃、補助の魔法を覚えないなんとも面倒な職らしい。
回復が必要になるまでは暇だろう。
さあ、二撃目!
「”ブレイブショット”」
卍エクスカイザー卍から右横にずれて、CTの終わった”ブレイブショット”を放つ。
火力では負けてもスキルの回転はアーチャーの方がキャスターより上だ。




