ベリカ遺跡3
「流石に弱点だけあって快適ね。」
「この調子で行こうぜ!」
全員武器をしまい、再び歩き始める。
まるで会社のロビーのような形だ。
次の階層に向かうためには階段を見つけて上るしかない。
「どうする? 敵を殲滅してから上る? それとも直で次の階層に向かう?」
「俺は殲滅していきたいな。」
「僕はどちらでも……」
「私はどっちでもいいわよ? 働くのは貴方達だし?」
卍エクスカイザー卍は殲滅、シャルロットとvアルマ姫vはどちらでも。
このIDは1階層のフロア自体は狭い。
やろうと思えばフロア全部の敵を引っ張る事も可能だ。
装備とレベルを考えても今の卍エクスカイザー卍なら耐えられるはずだ。
「よし、このフロアの敵全てを釣って来てもらっていいかな?」
「まかせとけ! ちょっと待ってな……」
そう言って走り出す。
待っている間に、罠を仕掛けて弓を構える。
広範囲のスキル、”スプレッドシュート”と設置スキルの”ポイズントラップ”だ。
”スプレッドシュート”はその名の通り、広範囲に攻撃するスキルだ。
しかし、その威力は通常攻撃の半分程度だ。
そこで”ポイズントラップ”の出番だ。
このスキルは範囲内に入った敵にDoTダメージを与えるものだ。
これで火力の低さはある程度補えるはずだ。
シャルロットも魔法の準備をしている。
恐らく”サンダーストーム”だろう。
広範囲に雷属性のダメージを与える魔法だ。
「待たせたな!」
大量の敵を引き連れて卍エクスカイザー卍が戻って来た。
やはりあの数を引っ張って来ただけあって、HPは半分まで減っている。
「やっと出番ですわね。」
vアルマ姫vが設置したトラップの中央に進み出る。




