ベリカ遺跡1
私達はベリカ遺跡の前に集まっていた。
メンバーは私と卍エクスカイザー卍、シャルロット、vアルマ姫vだ。
前のID同様、事前にスマホを受け取り、ディリスタさんがアドバイスしてくれる形だ。
どうやらvアルマ姫vとシャルロットはこのIDの経験があるらしく、多少安心してプレイ出来そうだ。
「俺、なんか緊張してきた。」
珍しく弱気な卍エクスカイザー卍。
アイテムや装備の確認を忙しなくしている。
「タンカーなのですから、しっかり働いてもらわないと困りますわよ?」
「大丈夫、そんなに難しくないから。」
「お、おう……頑張るぜ。」
三人のやり取りを見ていると、少々微笑ましく思う。
「そこでニヤニヤしてる貴方もですわよ!」
「わ、わかってるよ!」
しかしこのvアルマ姫v……
なんというか、苦手だ。
もしかして同族嫌悪なのかな?
そう考えながら遺跡の中へと足を踏み入れる。
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”ベリカ遺跡1F”
ポップアップが表示される。
辺りを見渡すと、ほぼ瓦礫だ。
壊れたエレベーター、穴の開いた壁、草木の生えた自販機。
遺跡、という表現からある意味遠い風景でもある。
しかし文明が滅びたこの世界では、これこそが遺跡なのだろう。




