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初めてのID4
私はバックから白色のポーション――スタミナポーションを取り出し、一気に飲み干した。
物理職はSPを消費してスキルを行使する。
魔法職ではMPだ。
大抵のゲームでは、どちらもMPに統一されていることが多いのだが……
「よし、このまま進もう?」
「あぁ!」
後は単調作業のようなもので、敵を確認しては引き狩りだ。
幸い、強いモンスターもおらず、順調に進めている。
「階段だな。」
3本目の白ポーションを飲み干しながら階段を視認する。
「”1Fクリアおめでとう♪”」
スマホから呑気な声が聞こえてくる。
「”この階段を下りるとすぐボスフロアが見えるから頑張ってね♪”」
「だって……?」
「ボスかー、ワクワクすんな!」
あー、彼の単純脳が羨ましい。
私は頭を抱えながら、お互いのステータス情報を確認する――
共にHPはMAX、SPは彼が2/3ほど、私が8割ほど。
「ボスみたいだし、白ポーション飲んでおいてね。」
「おうよ。」
彼は明るく笑うと、バックから白ポーションを取り出して一気飲みした。
「よし、じゃあ行こうか。」
私達はゆっくりと階段を下りて行った。




