15/197
初めてのID1
”試練の洞窟”
”制限レベル10-15”
ID前に到着するとこのポップアップが表示された。
「さて、私はここで観察してるから二人で頑張ってきなさい♪」
そう言ってユキさんは手を振っている。
私と卍エクスカイザー卍は互いに12レベル、条件は満たしている。
「ユキさんをPTから除外してっと……心の準備はいい?」
「オレはいつでも行けるぜ!」
その返事に私は頷く。
二人で洞窟へと足を進める……
日の光は少しづつ失われ、ひんやりとした空気が肌を刺す。
まるで本物のような感触に、私は少し身震いした。
「大丈夫か?」
彼は心配そうに私を見ている。
「大丈夫、ちょっと寒いだけだから。」
そう言ってもう一歩前に出た。 その時――
”試練の洞窟1F”
急にポップアップが表示された。
「ここがスタート地点って事か。」
そう言って彼が剣を抜く。
それに合わせて私も、弓を取り出した。




