謎の狐娘登場1
「うーん、まだログインの感覚に慣れないなぁ……」
まだ視界がチカチカする。
頭を抱えながら周りを見渡す。
町の入口で卍エクスカイザー卍と誰かが話込んでいる。
あの人は誰だろうか……?
「おー、oリナo来たか!」
「貴方がoリナoさんね、こんにちわ。」
その女性は、にこやかに笑いかけてきた。
そのまま彼女は狐の尾を振りながらニコニコしている。
ポップアップで名前を確認する……
”ユキ エレメンタラー LV100”
「か、カンストプレイヤー……」
あまりの驚きに声がそのまま口から出てしまった。
「な、すげぇだろ?」
得意げに言っているが、彼は何も関係ないような……
ユキはロングの金髪を掻き上げると、私の方に近づいてきた。
「貴方、可愛い顔してるわね。」
「え、えっ? それは、そういうメイキングをしたからで!」
そう答えると、彼女は私の耳元に近づいて――
「現実がって事よ。」
そのつぶやきに、背筋がゾクっとした。
「それ、どういう意味です?」
「冗談よ♪ それより、貴方達初心者でしょ?
暇だから少し手伝ってあげようと思ってね。」
なんだろう、あからさまに怪しい。
「悪い話じゃねぇだろ? 色々話も聞けるしな。」
卍エクスカイザー卍は既に着いて行く気満々であった。
どうやら、私に拒否権はなさそうだ。
「――分かりました。 お願いしますねユキさん。」




