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決別4
「現実ではお前にこんな扱いだし、ほんとやってらんねぇわ……」
「……」
「お前、ほんと大丈夫か?」
分からない。 何がどうで――
僕は誰だっけ……?
「おい!」
色々なものが混ざり合い、せめぎあう。
溶け合った感情と思考が真っ白になって――
そのままブレーカーを切るようにプツンと意識が途絶えた。
―――
――
―
”この子は――”
”――隠して――このまま”
誰かの声が聞こえる。
聞き覚えがあるような無いような……
”――しかない”
「はっ――!」
目が覚めるとそこは病院だった。
確か部屋でアイツと話してて……
周りを見渡すがアイツはいなかった。
個室に僕一人だけだ。
頭痛はさっきまでに比べればかなり落ち着いている。
僕はもう一度ベットに横になる。
「そっか……」
アイツが卍エクスカイザー卍だったんだ――
僕はそのまま瞳を閉じて眠りについた。




