表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リメイク予定なので閉鎖中  作者: 空野流星
3章 別れと出会い編
103/197

決別1

「遅い……」



卍エクスカイザー卍に呼び出されて、校舎の前で待たされること30分。

未だに彼は現れない――



「呼び出しておいてこれはないわよねぇ。」



いい加減待ち疲れた。

このまま何も言わずに帰ってやろうかという気持ちにさえなる。



「……お待たせ。」



タイミングよく、中から卍エクスカイザー卍が出てきた。

その表情は硬く、いつになくシリアスな雰囲気を醸し出している。



「で、用事って何かな?」


「それなんだけどさ……」



視線を左右に逸らしたり、何か言い出しそうになりながら急に止めたり……

一向に話が進まない。



「用事が無いなら今日はもう落ちるけど?」


「まってくれ!」



彼は一度深呼吸をし、こちらを見据える。



「俺と付き合ってくれ。」


「――馬鹿じゃないの?」



突拍子もない言葉に、本音が口から漏れた。

付き合うって……それは交際って意味よね?

流石にそれは――



「馬鹿ってなんだよ! 俺は本気だぞ!」


「あのねぇ……これはゲームよ? 本気の恋愛してどうするよ。」


「だって、好きになっちまったもんはしょうがないだろ。」



たまに本気の恋をしてしまう人がいるとは聞いた事がある。

しかし、自分が経験する日が来るとは思っていなかった。

そもそもで、リアルの私は男であって付き合うなんて不可能だ。



「――ごめん。」


「そっか、ダメだよな。」



何故か断る言葉を発する時に、胸がチクりと痛んだ。



「ほら、別に付き合わなくてもゲームは一緒に遊べるでしょ? そんなにしょぼくれないの。」


「所詮友達止まりだろ? 慰めはよしてくれよ……」


「だからそんな――ってちょっと!」



ショックのせいなのか、彼はそのままログアウトしてしまった。

残された私は非常に後味が悪い。



「最悪……」



再び言葉が口から漏れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ