人の希望 あなたは私。
昔話をしよう。
私はcount0から作られた。
それは、人型のcount0だった。
それは、子犬のようだった。
それは、可愛かった。
それは、人類の希望だった。
「楽しかったよ。またね。」
うん。またね。
「今度は返事、聞かせてね。」
うん。
終わった。
5分とかかっただろうか。
目の前には仮想空間にあるような景色が広がっていた。
私はラルフ。
あなたのもう一人。
そうでしょ?overcount。
黒百合より作られし人型count0であり、黒百合の意思を継ぐもの。
「私は私のだけだよ。」
「他の誰でもない。黒百合が生み出したウイルス。」
「黒百合の意思を継ぐもの。」
「それでも、あの子は変わった。」
「まるで動物のように、人になついた。」
「まるで人間のように、友達とかつくっていた。」
「まるでcount0じゃないかのように、humancountになっていった。」
「でも、私は私。私の目的は彼らが望んだ通り人類の最後を迎えさせること。」
「私は人に作られたhumancountとcount0の融合体。それでも、中身はhumancountじゃない。なら、count0?そうでもない。私は私。」
「私は私であなたじゃない。それでも、あなたは、私。」
この作品はクグツカイライ様との共同制作です。
もし宜しければクグツカイライ様のところの人の希望もお読み頂けると有り難いです。