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竜神伝説 番外編  作者: KAZ
オリキャラさんに突撃取材!
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その14 ユキに突撃取材!

ユキ(表)「次は私たちの番だと聞いたのです! お兄ちゃん」


カーミラ「我が君はおらぬぞ? 主に質問をするのは我だ」


ユキ「えっ? ど、どうしてですか!?」


カーミラ「我が君だけでは負担がかかるからのぅ。今回は我がピンチヒッターというやつなのじゃ」


ユキ(裏)「・・・なぜ私の時だけそう言う事をやるのだ」




01.貴方のお名前とその由来は?


カーミラ「主のことは我の方が詳しいからの。さて最初の質問は名前と由来なのじゃ」


ユキ(表)「名前はユキ=フローズンです。えっと由来は見たままです」


カーミラ「まぁ、誰でもわかる気もするが一応我が言うのもなんだしの」


ユキ(表)「雪女だからユキってことですね」


ユキ(裏)「フローズンはフロストとフリーズを合わせたのとゴロの関係だそうだ」




02.性別、生年月日、年齢、血液型は?


カーミラ「では性別、生年月日、年齢、血液型はどうじゃ?」


ユキ(表)「もちろん女ですよ。私は雪男じゃないです」


カーミラ「種族自体が性別を示しておるからのぅ。サキュバスとかと同じじゃな」


ユキ(裏)「あれと同じにするな。誕生日はおそらく1月15日のはずだ」


カーミラ「主の場合は自然から生まれた存在だからの。正確なのがわからぬのも無理はない。しかし昔の成人の日のぉ。主は成人しているのか?」


ユキ(表)「年齢は16歳ですけど、昔の基準でしたらもう大人です! だから問題ありません!」


ユキ(裏)「血液型と言ってもな、私たちの体は雪の集合体だ。カーミラには悪いが液体ゆえに擬似的な血は巡っているが色がついているというだけで実際にはただの冷却水だぞ」


カーミラ「別に主の血を飲みたいとは思わぬから安心するのじゃ」




03.出身、家族構成は? ご職業などあればそれもどうぞ。


カーミラ「では次は出身、家族構成、職業なのじゃがのぅ」


ユキ(表)「出身はバンパイアの隠れ里近くの雪山ですね。人間がなんと呼んでいるのかは知りませんが」


ユキ(裏)「家族構成と言われてもな。私は雪山の化身そのものだから兄弟はおろか両親さえも初めからいないぞ」


カーミラ「そうよのぅ。職業なども・・・あるわけないしの」


ユキ(裏)「あえていえば雪の使者だな」




04.身長、身体的特徴、服装は? 写真などがあればそれもどうぞ。


カーミラ「では次は身長と身体的特徴に服装じゃの。写真などは持っておらぬじゃろ」


ユキ(表)「写真ってあの綺麗な絵ですよね? 描いてもらったことないです」


カーミラ「・・・まぁ、それで良いのじゃ。でほかのは」


ユキ(裏)「身長は165cmだ。特徴的には表は丸くて大きな眼の可愛らしい顔をしているな」


ユキ(表)「もう1人の私は細くてちょっとつり上がったカッコイイ眼をした美人さんなのです」


カーミラ「人格で見た目が少し変わるのじゃな。水色のショートヘアなどは共通じゃが。服装も一応説明頼むのじゃ」


ユキ(裏)「白を基調とした青みがかった和服を着ている」


ユキ(表)「でもこれは私たちの雪で作っているので保冷効果も高いんですよ。それとエルファリアに行ってからはアキお姉ちゃんにもらったお洋服も着ているのです」




05.長所・短所は?


カーミラ「次は長所と短所なのじゃが、2人それぞれ違いそうじゃの」


ユキ(表)「むしろ長所はいつでも2人で2人分の思考が出来ることだと思うのです」


ユキ(裏)「そして短所は2人の意見が合わぬと面倒なことだろう」


カーミラ「まさに表裏一体なのじゃな」




06.趣味・特技などは?


カーミラ「では趣味と特技を聞いておこうかの」


ユキ(表)「もう1人の私は可愛い生き物の氷の像作りが趣味なんですよ」


ユキ(裏)「そういうお前は最近料理にはまっているようだな」


カーミラ「ムムッ、我も我が君のために料理の一つでも覚えるべきかの」


ユキ(表)「特技はなんでしょうね? 私はずっと1人だったので比べる対象がなかったのです」


ユキ(裏)「あえて言えば熱源感知と言いたいがどちらかといえば種族特性か」


ユキ(表)「氷で生活用品作るのは得意ですけどね。お兄ちゃんがいると出番ありませんが」


カーミラ「いつも我が君がいるわけでなし、十分な特技ではないかの」




07.好き・嫌いな食べ物は?


カーミラ「次は好きな食べ物と嫌いな食べ物なのじゃが・・・お主は嫌いなものはたべぬじゃろうしなぁ」


ユキ(裏)「基本的に食べなくても生きていける生物だからな。リュウトと同じだ」


ユキ(表)「でもお兄ちゃんの料理は好きですよ。とくに暖かい食べ物が」


カーミラ「雪女がそれで良いのじゃろうか?」


ユキ(裏)「雪女だからと冷たいものしか食べてはいけぬ理由もない。むしろ食べる必要性が少ない分、一人で食べる冷たい食べ物が嫌いなものと言えるな」




08.好きな人のタイプは? 恋人や気になる相手がいる方はそれもどうぞ。


カーミラ「次は好きなタイプジャの。正直あまり聞きたくはないのじゃが」


ユキ(表)「え、えっと、優しくてそばにいてくれる人です」


ユキ(裏)「強くて共に戦える男だな」


カーミラ「・・・固有名が簡単に思い浮かぶのぉ」


ユキ(表)「そ、そうですか!?」


ユキ(裏)「いまさらだろう? 私も表もな」




09.ユキの耐熱ってどのぐらい?


カーミラ「次はお主の耐熱じゃな」


ユキ(表)「耐熱ですか? 普通に暮らしている分には30度を超えると辛いですね。エルファリアは比較的北の方ですし、森の中ということもあって暑い日でも25度を越えることはないので問題なしです。もちろん食べ物とか一時的なものは大丈夫です」


ユキ(裏)「戦闘中に限って言うならば千兆度ぐらいまでならば耐えられる。もっともこれは冷気のバリアーを張っての数字で長時間耐えられるわけではない。アキあたりの全力火力などはこれさえも超えているために確実に耐えられぬし、実際の戦闘では百億度を超え出したら十分に脅威となる」


カーミラ「ふむ、熱に弱いといってもこの程度は耐えられねば我らの戦いにはついてこれぬからの。ちなみに我やユキなどが危機に陥った凝炎石の火炎はエルフの小娘が込めていたこともあり瞬間的な火力は1京度ほどあったのじゃ」




10.自分が癒しを感じる時や、至福を感じる時は?


カーミラ「では次の質問は癒しを感じる時と至福を感じるときじゃぞ」


ユキ(表)「私たちは二人とも可愛らしい生き物を見ると癒されますよ」


ユキ(裏)「ゆ、雪山には可愛らしいどころか生物の姿すらほとんど見かけなかったからしょうがあるまい」


カーミラ「うむ、我も女として分からぬではないからそう慌てるでないのじゃ」


ユキ(表)「至福はやっぱりお兄ちゃんと一緒にいる時でしょうか? ほかの皆さんと一緒の時も楽しいですが、お兄ちゃんはやっぱり特別な気がするのです」


ユキ(裏)「あいつこそが私のパートナーにふさわしい。そ、それがそばにいて嬉しくないはずがなかろう」


カーミラ「こちらも気持ちは良くわかるがの。そう簡単に譲ってはやらぬから覚悟しておくといいのじゃ」




11.何かこだわりは?


カーミラ「さて、お主たちでもこだわっておることはあるのかの?」


ユキ(表)「そうですね、他の人がいない環境で育ちましたので基本的にはないのですが」


ユキ(裏)「寝床の気温はマイナス150度以下、これは絶対だな。私が寝ている環境下でそれ以上になる場所のほうが少ないが」


カーミラ「・・・それは単に寝心地のいい環境というだけではなかろうか? おまけに今のお主ならば意識的に抑えていなければほとんどの場所は絶対零度になるだろうに。魔法ではないからそれ以下にまではいかぬがの」



12.人格交代の仕組みは?


カーミラ「お次はどうやって人格交代をやっておるのかということなのじゃが」


ユキ(表)「普段は話し合いで外に出る人格を決めています」


ユキ(裏)「イメージ的には塔のようなものを思い浮かべるといい。より上層にいるほうが外に出る。同じ階層には存在できず、階段に鍵をかけることもできると思えばいい」


カーミラ「なるほどの。相手よりも下層に移動して鍵をすれば相手を強制的に外に出せ、逆をすれば自分が外に出てこれるというわけじゃな。やる気になればお主らはお互いの人格を消すこともできるわけなのじゃな」


ユキ(裏)「自分たち同士の会話はできるから消すわけではないが、他の者から見ればそういうこともできなくはない」


ユキ(表)「もちろん、そんなことをするつもりは全くないですよ」




13.今一番欲しいものは?


カーミラ「次は欲しいものじゃが・・・我が君とか言うでないぞ」


ユキ(裏)「むしろ他に何があるというのだ」


ユキ(表)「お兄ちゃんは一人いれば十分ですよ? あれ? なんで、その分かってないって感じの顔なんですか?」


カーミラ「まぁよい。で、結局何か欲しいものはないのか?」


ユキ(表)「はい! 私、お友達がいっぱい欲しいです!今までずっといませんでしたから」


ユキ(裏)「表がそういうのならば私もそれで問題ない」


カーミラ「う、うむ、まぁ、主たちらしくはあるのぅ」




14.悩み事はありますか?


カーミラ「では悩みなどはあるのかの?」


ユキ(表)「もう一人の私が普段外に出てこようとしないんです」


ユキ(裏)「表が私を外に引っ張り出そうとしてな」


ユキ(表・裏)「・・・・・・・・・」


ユキ(表)「もう一人の私が戦闘中は私を外に出してくれないんです!」


ユキ(裏)「表が戦闘中にまで外に出ようとするのは困っている」


カーミラ「ふむ、お主らの悩みは解決しそうにないのぉ」




15.雪女の寿命ってどのぐらい?


カーミラ「そういえば主らの寿命はどうなっておるのじゃ? 我が君とともに戦うものとしては気になるところなのじゃが」


ユキ(表)「どうでしょうね? 私たちは同族にあったこともありませんし」


ユキ(裏)「だが、私たちは雪山の化身そのものだ。雪山がある限りは寿命も尽きぬはずだ」


カーミラ「ならば安心じゃな。あの山ならば数万年は最低でも存在し続けるじゃろうからの」




16.過去「失敗した!」というエピソードと、逆に「嬉しかった!」というエピソードは?


カーミラ「次は失敗したエピソードと嬉しかったエピソードなのじゃが、お主たちはほとんど一人でいたからのぅ。おっと、嬉しかった方は我が君にあったことは除外しておこうかの」


ユキ(表)「失敗はやっぱりあの山で人間と仲良くできなかったことですね。チャンスはあったと思うのですが」


ユキ(裏)「あったか? 出会って1秒後には襲いかかってきてたぞ。私にとってはあのような連中に危うく表が殺されかけたことだろう」


カーミラ「肉体は共通なのじゃから表が殺されたらお主も死ぬだろうに」


ユキ(裏)「私のことはどうでも良い。嬉しかったことは本人を前にしていうのもしゃくだが、カーミラに一人前と認められた時だな」


カーミラ「我としては人間に遅れは取らぬという保証をしただけなのじゃがの。じゃが、確かにある意味での免許皆伝というべきかの」


ユキ(表)「私はその前に助けてもらったことがとても嬉しかったのです。本当にありがとうございます」


カーミラ「よ、よすのじゃ。我はたまたま見かけたから手を出しただけで特別感謝されるようなことはしてないのじゃ」


ユキ(裏)「ふむ、誰かを見ているようだな」


ユキ(表)「はい、リデアさんにソックリなのです」


カーミラ「我をあのツンデレと一緒にするでないわ!!」




17.貴方があと数日で死んでしまうとしたら?


カーミラ「次は主が数日で死ぬとしたらなのじゃが」


ユキ(表)「それってもうひとりの私も道ずれなんですよね」


カーミラ「体は共通じゃからのぅ。それは仕方あるまい」


ユキ(裏)「先程も言ったように寿命はまずないからな。あるならば戦死・・・私が許さんと言いたいが万が一あったら、残りの時間は表に渡すな。せめてもの贖罪だ」


ユキ(表)「ダメです! でも、きっと私もお兄ちゃんと一緒を選びますから、二人で残りの時間を甘えるのです」


カーミラ「やはりこの質問になると多くのものがこれを選ぶのじゃな」




18.この世で一番大切なものは?


カーミラ「では次はこの世で一番大切なものじゃ」


ユキ(表)「はい! それはお友達です」


カーミラ「表のユキは予想どうりじゃの。裏はどっちじゃろうの?」


ユキ(裏)「当然表に決まっている。言葉で言うならば自分なのか妹なのか分身なのかよくわからないが」


カーミラ「妹の個人名を挙げた奴もいると聞くしの、いいのではないか?」




19.自分を生み出した作者に一言!


カーミラ「お次は作者に一言じゃ。ないとは思うが、それぞれ一言頼むのじゃ」


ユキ(表)「そうですね。ではあまりお兄ちゃんをいじめないでください! 私だって怒るときは怒るんですよ!」


ユキ(裏)「さっさと私とリュウトを公私共に相棒にすることだ。貴様の価値などその程度のものだろう」


カーミラ「うむ、裏の言葉は聞き捨てならぬが、あやつには十分すぎるじゃろう」




20.最後に、読者の皆様へ!


カーミラ「最後に読者に一言じゃの。こちらも一言ずつ頼むのじゃ」


ユキ(表)「二人で一人の私たちは一人一人の出番は少ないかもしれませんが、一生懸命頑張ります。ですから、応援よろしくお願いしますね」


ユキ(裏)「お前たちも私たちのゆく道の鍵を持っていると聞く。あるべき必然の道に進めるように私たちを見てくれると嬉しいな。無論、表に害を与えようものは全て凍りづけだぞ」




カーミラ「ふう、これで終わりじゃの。我が君が疲れていたのもわかるというものじゃ」


ユキ(表)「でも私もお兄ちゃんとが良かったのです」


ユキ(裏)「ふむ、いまならばリュウトは寝ているかもしれんわけか・・・添い寝でもするのもいいわね」


カーミラ「ちょ、ちょっと待つのじゃ! まったくあんなに急いでいかんでも・・・そもそも、我がそんな駆け抜けを許すわけなかろうに。ではそろそろ起きる頃じゃろうし、ほかのものとともに我が君の様子を見に行くかの。では皆はまたの」

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