その10 リデアに突撃取材
この先の突撃取材は第7部冒頭の時点で聞いています
リュウト「リデア、ちょっといいか?」
リデア「ん? どうしたの、兄さん」
リュウト「いやな、昔もやってたんだが、リデアに質問っていうのが来ていてな」
リデア「フッフッフ、ついにワタシにも来たのね! これでもっと兄さんにアピールよ!」
リュウト「お、おお・・・とりあえず始めるからな~」
01.貴方のお名前とその由来は?
リュウト「というわけで初めは名前と由来からだ」
リデア「名前はリデア=アルバードよ。アルバートは兄さんのところでやっているから省略としてリデアはRe・イデアから来ているらしいわ」
リュウト「Re・イデア? Reが繰り返すでイデアが真実とか本質なわけだが」
リデア「なんかね、ワタシの名前は由来自体が重大なネタバレらしいわよ」
02.性別、生年月日、年齢、血液型は?
リュウト「ふむ、じゃあそれは置いておいて・・・次は性別・生年月日・年齢・血液型だな」
リデア「性別は女。当然よね」
リュウト「まぁ、男な妹は欲しくないな、うん」
リデア「う~、なんでそこで可愛い妹とか言ってくれないのかしら? で誕生日は6月6日・・・別に悪魔の子じゃないからね?」
リュウト「リデアの場合は梅雨の時期という意味があるとかないとか・・・痛てっ! 悪かった」
リデア「もう! で年齢は7部だと418歳ね。兄さんの2歳下、でも肉体年齢は22歳で止まっているのよ」
リュウト「俺が推定20歳で止まっているからちょっと特殊な関係ではあるな」
リデア「血液型はよくわからないわ。村にいたのはまだ小さい頃だし、人間の血液型とは違うとは聞いているけど」
リュウト「ってことはやっぱり俺の血液型も姉さんがいい加減に言っただけなんだな」
03.出身、家族構成は? ご職業などあればそれもどうぞ。
リュウト「さて次は出身・家族構成・職業だ」
リデア「出身はえっとなんて名前だったかな、あの村・・・とにかく竜神の子孫っていう人達が集まった村よ」
リュウト「そんな村が・・・っていうかそれってようはレーチェルの」
リデア「ってことなんでしょうね。家族構成は・・・今は兄さんだけね」
リュウト「あ~、それはなんとも言いにくいんだよなぁ」
リデア「もういいわよ。今更あいつ憎んだってだし・・・そう簡単に許す気もないけどね。で、職業は・・・竜神のサポート神?」
リュウト「そ、それは職業というのだろうか?」
リデア「これがダメだったら無職になっちゃうじゃない! そんなの認められないわ! ってわけで次よ」
04.身長、身体的特徴、服装は? 写真などがあればそれもどうぞ。
リュウト「次は身長、身体的特徴、服装にあったら写真だそうだ」
リデア「写真はないはずだけど、身長は164cmね」
リュウト「ママナとかと同じ、大きくはないが小さくもないってところだな」
リデア「ふん、馬鹿でかい女も小さい女も嫌われるのよ(※あくまでリデア個人の見解です)。で、身体的特徴・・・黒髪のポニーテールで細くてやや釣り上がり気味の目が怖いとかっていう人もいるわね」
リュウト「あとは78・65・76? いや、読み上げろって言われただけでな、そう睨まないでくれ」
リデア「兄さん! もう・・・服装は普段はドレスとかいろいろ着ているわよ。冒険時は一応近距離戦もする魔法剣士だからタンクトップとかラフな動きやすい格好しているけどね」
05.長所・短所は?
リュウト「次の質問は・・・ああ、長所と短所か」
リデア「兄さんのトラウマなんだって? あはは! でもワタシの長所か・・・一途さっていうのかな? 意思を曲げないところは長所だと思っているけど。頑固とも言うのかもしれないわね」
リュウト「まぁ、大概のことは言い方変えると長所にも短所にもなるもんだしな」
リデア「そ、そんなこと言われても嬉しくないんだからね! ・・・ってこれが短所か。なんていうか少しだけ素直じゃないというか。つ、次行きましょう! 次!!」
06.趣味・特技などは?
リュウト「あ、ああ。次は趣味と特技だな」
リデア「趣味は兄さん観・・・じゃなくて日記よ、日記!」
リュウト「そんなものをつけてたのか? 今度見せてほし・・・」
リデア「! だ、駄目に決まっているでしょう! 日記なんて人に見せるものじゃないわ!」
リュウト「それもそうか。なら特技の方は?」
リデア「一人で旅していた時期が結構あるから生活系のスキルは一通りあるけど・・・兄さんにも負けないとなると裁縫とかね」
リュウト「そういえばたまに服とか作っているな」
リデア「市販のものや兄さんのコピー能力でも悪くはないんだけど、やっぱり自分が一番気に入るものは自分で作ったほうが確かなのよ。プ、プレゼントとかならば喜んでもらうけど」
07.好き・嫌いな食べ物は?
リュウト「ならそのうちな。で、次の質問は好きな食べ物、嫌いな食べ物だ」
リデア「基本的には甘いものが好きね。わ、ワタシだって女の子だし」
リュウト「ああ、だから前に饅頭をつまみ食いして・・・」
リデア「それは忘れて! 本当に忘れて!! こほん、嫌いなものは実はワタシ、アルコールの部類はダメなのよ。味も匂いも・・・もちろんすごく弱いし。だから」
リュウト「ああ、メイは要注意だな。とりあえず何かあったら俺のところにな」
08.好きな人のタイプは? 恋人や気になる相手がいる方はそれもどうぞ。
リュウト「あ~、それで次は好きなタイプと恋人なんだが・・・」
リデア「そ、そうね~、何かあった時に颯爽と助けに来てくれる人とか(チラチラ)」
リュウト「あ、ああ、頑張るよ」
リデア「べ、別に兄さんのことだなんて言ってないんだからね! に、兄さんのことは好きだけど」
09 レーチェルとの出会いは?
リュウト「えっと、次はレーチェルとの出会いの話だそうだが」
リデア「あの女との? ワタシが22の時だから兄さんが邪竜神を倒した4年後かしら。その時にいきなり拉致されたのよ」
リュウト「それはまたレーチェルらしいというか」
リデア「で、自分の代わりにサポート神やれって、そんな時間ないって断ったんだけど強制的にね・・・考えてみればあの女、兄さんのこと知っていて黙っていたのよね」
リュウト「レーチェルだもんなぁ」
10.自分が癒しを感じる時や、至福を感じる時は?
リュウト「気を取り直して、次は癒しを感じるときや至福を感じる時だな」
リデア「癒しは・・・に、兄さんさえ近くにいれば充分癒しよ。たった一人の兄妹なわけだし!」
リュウト「はは、そう言って貰えて嬉しいがな。至福の方は?」
リデア「(うう、ワタシの馬鹿)し、至福は美味しいデザートを食べてる時かしら。ケーキとか」
リュウト「なるほど、そんなのでいいなら今度作ってみるかな」
リデア「・・・兄さんって本当になんでも作れるのね」
11.何かこだわりは?
リュウト「さて、次は何かこだわっていることなんだが」
リデア「こだわりねぇ。元々放浪みたいな生活してたからこれといったものはないわ」
リュウト「あれから結構立っているだろうに」
リデア「なかなかそういうのって変わらないものなの! あ、でも1つだけ・・・」
リュウト「ん? なにかあるのか?」
リデア「日記を書く紙はしっかりしたものね!(じゃないと風化しちゃったりしたら嫌だし)」
リュウト「・・・まぁ、ないよりはましか」
12.タイムフリーズの習得方法って?
リュウト「次はタイムフリーズの習得方法? そういえばユキも使えないしな」
リデア「あれは個人技に近い技だからよ。個々の気質の影響が強いし、似たような技ということで同名でも使い手によって微妙に違ってたりするの」
リュウト「ということはユキが習得するのは・・・」
リデア「ワタシと全く同じのは無理でしょうね。あの子バージョンならば絶対とは言わないけど。あ、習得法自体は時の停止のイメージをしっかり持つことよ」
13.今一番欲しいものは?
リュウト「次は今一番欲しいものはなにかだな」
リデア「・・・・・・(小声で)愛」
リュウト「へっ? 今なんて?」
リデア「な、何でもないわよ! に、兄さんの作ったお菓子いっぱいよ!」
14.悩み事はありますか?
リュウト「そんなものでいいならいくらでも。というわけで次は悩み事だ」
リデア「・・・うう、ワタシの性格。ううん、なかなか進展しない現状かしら」
リュウト「なんだかよくわからないがリデアにはリデアの良さがあるさ。焦らずじっくりとだな」
リデア「原因の片割れに言われても説得力ないのよ~~~~~~!!」
15.メイの印象は?
リュウト「次の質問は・・・メイの印象だと」
リデア「(ビクッ!?)」
リュウト「ん? どうした?」
リデア「べ、別に怖くなんて・・・うう、本当はこ、怖いに決まっているでしょ!? 何考えているかわからないし! こっちの考えはあっさり読んでくるし! なんかワタシを見る目も怖いし!」
リュウト「まぁ、メイは俺も怖いからリデアのこと笑えないな」
16.過去「失敗した!」というエピソードと、逆に「嬉しかった!」というエピソードは?
リュウト「次は失敗したエピソードと嬉しかったエピソードだな」
リデア「・・・兄さん、それってワタシに聞いたら一択しかないでしょう?」
リュウト「まぁ、失敗の方はな。俺個人としては記憶にないし、なんとも思ってないんだが」
リデア「ワタシには痛恨の大失敗よ! あれがなければ兄さん独占できたかもだし・・・あと嬉しかったことは、に、兄さんと再会できたことにしておくわ。い、一応よ、一応!」
17.貴方があと数日で死んでしまうとしたら?
リュウト「ああ、それはありがとうな。で、そんなところ悪いんだが、次が一番聞きにくい質問だ。リデアがあと数日で死んでしまうとしたらってやつなんだけど」
リデア「も、もちろんワタシが好きなことするわよ。あ、でも、わ、ワタシが死んだら泣きそうな兄さんのそばにいてあげてもい、いいわよ」
リュウト「それは嬉しい提案だが、万が一そんなことになったらリデアのしたいようにすればいいさ。俺なんか気にせずにな」
リデア「あ、その・・・うん(なんで! なんで気がつかないのよ~! 兄さんは!!)」
18.この世で一番大切なものは?
リュウト「さぁ、ラストスパートだ。次はこの世で一番大事なものだな」
リデア「そ、そうね、兄妹愛かしら」
リュウト「兄妹愛?」
リデア「ほ、ほら人類皆兄弟っていうか! 生き物はみんな兄弟的な!」
リュウト「ああ、そういう意味か」
リデア「そ、そうよ! 勘違いしないでよね!(馬鹿、本当にワタシの馬鹿)」
19.自分を生み出した作者に一言!
リュウト「で、どうでもいい質問。作者に一言」
リデア「作者? そうね・・・いい加減に私の望みを叶えなさいよ! いつもいつもスルーされているんだからね! ってかんじかしら」
リュウト「ん~、なんだかわからないが叶うといいな」
リデア「そ、そうね」
20.最後に、読者の皆様へ!
リュウト「これで最後! 読者の皆様に!」
リデア「いい? このワタシこそが本当の竜神伝説のヒロインなの! だからワタシのことをしっかりと見て、ワタシの応援をして頂戴。アキなんかじゃなくてね。氷竜姫の冒険はまだまだこれからなんだから!」
リュウト「と、これで全部だな。お疲れ様、リデア」
リデア「本当よ。でもこれで少しはわかってもらえたかしら?」
リュウト「何をだ? おっと、そろそろ食事の時間だな、アキたちのところに行くとしようか」
リデア「・・・やっぱり分かっていないみたい。はぁ、いつになったら幸せのベルはワタシに届くのかしら」




