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竜神伝説 番外編  作者: KAZ
オリキャラさんに突撃取材!
33/41

その7 レーチェルに突撃取材!

レミー「レーチェル様~!」


レーチェル「あら? どうしたのレミー」


レミー「えっと、レーチェル様に質問が来てるんですけど、今よろしいですか?」


レーチェル「質問? ・・・フフフ」


レミー「あ、あの・・・レーチェル様?」


レーチェル「フフフ、ついに私の出番って訳ね! いいわ、何でも答えてあげるわよ!」




01.貴方のお名前とその由来は?


レミー「じゃ、じゃあ・・・名前とその由来からお願いします」


レーチェル「名前はレーチェル=フラン・・・本当はレーチェル=アルバードって呼んで欲しいけどそれは仕方ないわね。で、由来は・・・」


レミー「? 何か問題あるんですか?」


レーチェル「私の場合はいろいろとね・・・。レーチェルは有名RPGのF○6のモブキャラのレィチェルからとってるらしいわ」


レミー「レーチェル様ってパクリ? それに随分古いし・・・」


レーチェル「失礼ね。参考にしたのは名前だけよ。古いのは・・・この物語の原型を作者くんが考えた頃はこれが最新だったみたいね」


レミー「ふえ~!? 結構昔から考えていたんですね~」


レーチェル「別にいいことじゃないけどね。フランは昔のフランスの通貨単位のフランからみたいよ。なんでも性格のモデルは当初マリー=アントワネットだったとか・・・」


レミー「有名な人みたいですけど、レーチェル様と似てるんですか?」


レーチェル「・・・物語やキャラを作りこむ過程で失われた部分のようね。今の私は表向きの性格は近所のお姉さんのような親しみやすい神様ってことらしいわ」


レミー「レーチェル様って裏は怖いですもんね」




02.性別、生年月日、年齢、血液型は?


レミー「では次は性別、生年月日、年齢、血液型をお願いします」


レーチェル「性別は勿論女ね。誕生日は4月2日。嘘と偽りで生きてるand楽しんでいるからエイプリルフールの翌日だなんて言ってたわ(怒)」


レミー「嘘と偽りというよりは隠し事とサプライズって感じですけどね。あとはスパルタ・・・」


レーチェル「何か言ったかしら? 年齢は・・・今まで隠してたけどしょうがないか。1万120歳っていうのが正確な年齢ね。でも肉体年齢はまだ20代前半なのよ!」


レミー「だ、大丈夫です! お兄ちゃんとかアーくんとか近い歳の人はいますから! それにこーちゃんはもっと上だし」


レーチェル「そ、そうね。血液型はB型よ。私は元は純血の人間だから間違いないわ」


レミー「そういえば、人間の血液型で断言できる人って今までいなかったんですよね・・・」




03.出身、家族構成は? ご職業などあればそれもどうぞ。


レミー「次は出身と家族構成に職業です」


レーチェル「出身ね~、ニセンっていう小さい田舎の村の出身よ。でも、もう随分昔のことだから今では存在しない村なんだけどね」


レミー「まぁ、レーチェル様のお年ならそれも・・・うきゃあ! つ、冷たいよ~」


レーチェル「ん~? 今日は雨かしら? 家族構成も今更だけどね~、まぁかっては両親に兄と妹が一人ずついたわ」


レミー「意外と普通な感じですね? レーチェル様のことだから狼に育てられたとか・・・レーチェル様~! 水は冷たいです~~!!」


レーチェル「・・・知らないわ。職業は女神なんだけど・・・そうね。簡単に言うと天使たちの統括をやってるわ。他にも下界に対する行動指針の会議に出たりとか結構忙しいのよ」


レミー「ちゃんとお仕事してたんですね? うにゃぁああ! もう水は勘弁してくださ~い!」




04.身長、身体的特徴、服装は? 写真などがあればそれもどうぞ。


レミー「うう~、次は身長と身体的特徴に服装・・・あとは写真をお願いします~」


レーチェル「身長は168cmね。特徴? う~ん、あなたと同じような金髪で・・・扇形のように太もも付近まで伸ばしてるのはちょっと珍しいかしら? 恒例の数字は90、59、87。プロポーションは全キャラの中で私が一番いいのよ!」


レミー「サキュバスのルーンよりもいいんですから凄いです!」


レーチェル「フフ、もっと褒めてもいいわよ? 服装はすその短いドレスを愛用してるわ。たま~に変った服も着るけどね♪ で、写真? そういえば私撮ったことないわね? まぁ、見た目はもう変らないから記録も何もないのだけど」


レミー「神様って大体そんな感じの人が多いですよね~」




05.長所・短所は?


レミー「次は長所と短所ですよ~」


レーチェル「そうね~、聖母のような慈愛に溢れるばかりの知性。それに誠実で真面目で勤勉って感じかしら?」


レミー「・・・?」


レーチェル「どうしたのかしら?」


レミー「いえ、よくわからなくて・・・。じゃ、じゃあ短所は何ですか?」


レーチェル「そうね~、あえて言えば少し厳しいことかしらね?」


レミー「・・・レーチェル様の少しはちっとも少しじゃない気がします」




06.趣味・特技などは?


レミー「うう、また冷たい水が降って来たよ~。ブルブル・・・じゃあ趣味と特技をお願いします」


レーチェル「本当に今日はよく雨漏りをするわね? 外は晴れているのにおかしいわ~♪ 趣味はそうね~、サプライズを計画することかしら?」


レミー「レーチェル様のは喜ばせるじゃなくて驚かせるがメインですから・・・あとはスパルタも・・・うにゃあああああ! もうこれ以上は無理です~~~!! 死んじゃいますよ~~~!!」


レーチェル「その前には治してあげるわよ? それにまだ堕天使モードが発動してないから大丈夫よ」


レミー「堕天使? なんですか、それ?」


レーチェル「(本人は気づいてないのよね~、使いこなせば今のリュウトくんよりも遥かに強いぐらいなのに・・・)気にしないことね。で、特技は回復魔法ならお任せだけど、それもなんだかねぇよね? そうね、いっそのこと世界に大洪水を起せます! で♪」


レミー「だ、駄目です~~~!! レーチェル様は冗談じゃなくて本当に出来る人なんですから! 地上の生命を全滅させる気ですか!!?」


レーチェル「いやねぇ、本当にはやらないわよ? ・・・たぶん」




07.好き・嫌いな食べ物は?


レミー「う~、じゃあ次は好きな食べ物と嫌いな食べ物です」


レーチェル「そうね~、私は元々貧しい農村生まれだからなんでも結構好きなんだけど・・・そうね、もう食べられない彼の料理は絶品だったわ」


レミー「その・・・先代さんですか?」


レーチェル「ええ、今のリュウトくんも上手いけど彼はもっと上手だったわ。欲目もあるかもだけどね。特に初めて作ってもらった野菜炒めの味が忘れられないのよ・・・」


レミー「レーチェル様もたまに作ってますよね? 食べさせてもらった人があれぞ天界、いや世界一だって言ってましたけど」


レーチェル「彼のに比べればまだまだよ。で、嫌いなもの? 実は私、苦いものは苦手なのよね。だからコーヒーだけはちょっと駄目なのよ」


レミー「あ、それ聞いたことあります! なんでもレーチェル様にコーヒーを出した天使が行方不明になったとか!」


レーチェル「フフフ・・・なんのことかしら?」




08.好きな人のタイプは? 恋人や気になる相手がいる方はそれもどうぞ。


レミー「え、えっとですね・・・次は好きな人なタイプと恋人だそうです」


レーチェル「私の恋人といえば勿論この人! 先代竜神ライオス=アルバードよ!」


レミー「まぁ、レーチェル様は先代の恋人ってポジションのお人ですからね・・・」


レーチェル「本当は妻って言って欲しいのだけれどもね。そうね~、ライオスはちょっと責任を抱え込みすぎなところもあったけど、人が傷つくぐらいなら自分が傷つこうとするぐらい優しくて、しっかりと芯が通った強くて頼れる人だったわ。それでもってあの可愛い顔! まさに私の好みのど真ん中だったわ~」


レミー「それってまさにリューくんですね?」


レーチェル「そうね、まだまだリュウトくんは彼に比べればまだまだ弱いけどよく似てると思うわ。性格も見た目もね・・・。そうだわ、子孫といっても大分離れているんだからアキちゃんから盗っちゃうのもありかもしれないわね!」




09.特訓の指針は?


レミー「え、えっと・・・特訓の指針はって言う質問が来ています・・・」


レーチェル「指針? まぁ、特訓だから勿論厳しくがモットーだけど?」


レミー「あ、あの・・・わたしは厳しすぎると思うんですけど?」


レーチェル「そんなことはないわよ? 一番鍛えられるのは実戦! だからそれを再現するのが一番有効よ! だからとことんまで体力を使わせた後に、油断したら本当に死ぬわよって言うクラスのをやるってだけ。ギリギリで生かしておくのが腕の見せ所ね。中には死んじゃった子もそれなりにいるけど、そこはご愛嬌ってことで♪ たかだか死亡率9割だから」


レミー「・・・(泣)」




10.自分が癒しを感じる時や、至福を感じる時は?


レミー「次は癒しを感じるときや至福を感じるときです・・・」


レーチェル「何をそんなに落ち込んでるのかしら? 癒しはそうねぇ、みんなの笑顔を見てるときね」


レミー「だったらもう少しわかり易い優しさを増やしてくださ~い!!」


レーチェル「十分わかりやすいと思うわよ? 至福はその過程でサプライズが成功して驚いた顔を見るときね♪」


レミー「・・・過程にサプライズが入るってところに問題があるんです~~~!!」




11.何かこだわりは?


レミー「うう、ではこだわりがあったらお願いします」


レーチェル「そうね、私の元にいる天使には頑張ってほしいからちゃんと武器は作ってあげてるわ」


レミー「そういえば神様がじきじきに作った武器を持っている天使って実は多くないんですよね」


レーチェル「うん、武器は作るのに時間もかかるし作った神の技量がわかるからね。神々の地位に影響を与えかねないから作りたがらないわ」


レミー「でも、レーチェル様は自分つきの天使には必ず作っている・・・」


レーチェル「ええ、天使は何かあったときに最初に戦う天界の兵よ。私は強い武器を持ったからって間違いを犯すような天使を抱えているつもりもないからね。だったら、安全のために出来る限りのことをしてあげたいのよ」


レミー「レーチェル様・・・」


レーチェル「だからちゃんと生きて帰れるように特訓も厳しくなっちゃうのよ」


レミー「その特訓が一番致死率が高いってことに気づいてください・・・(泣)」




12.あなたにとってライオス=アルバードとは?


レミー「レーチェル様にとって先代さんってなんですか?」


レーチェル「勿論、一番大切な人よ。世界の広さも愛する幸せも苦痛も、全部あの人が教えてくれた」


レミー「その人がいなければレーチェル様はここにはいなかった?」


レーチェル「ええ、間違いなくね。リュウトくんも生まれてさえいないでしょうし、世界の歴史は大きく変わっていたことは間違いないわ」


レミー「もう1万年も前の話なのにこんなにも影響が大きい・・・凄い人だったんですね」


レ-チェル「ええ、でも本人は認めないでしょうね。リュウトくんと同じでね、自分の力のなさを憎んでいたって言ってもいい人だったから。誰よりも優しくて、誰よりも強くて、誰よりも苦しんで、誰よりも人を幸せにして・・・誰よりも幸せから遠くに自分を追いやってしまった人よ」


レミー「でもきっと・・・レーチェル様がいたから幸せでしたよ。先代さんも・・・」


レーチェル「そうだといいわね・・・」




13.今一番欲しいものは?


レミー「レーチェル様にも欲しいものってありますか?」


レーチェル「欲しいもの? 優秀な部下が欲しいわね」


レミー「あ、あの・・・わたしとか?」


レーチェル「今いないからね! 最低でも主天使クラスの子が欲しいわ」


見習い天使レミー「うう・・・学科が難しすぎなのが悪いんです~~!!」




14.悩み事はありますか?


レミー「レーチェル様に悩みってありますか?」


レーチェル「そりゃあね~、色々考えなきゃならないことは在るし、神々も善良な者ばかりじゃないからね・・・結構私はあなたたちが思っている以上に忙しいのよ?」


レミー「リューくんはそんな感じに見えませんけど?」


レーチェル「あの子は例外。神としては末端だし職務も責務もないからね。・・・いえ、本当は誰よりも辛い責務を負っているのだけど、まだあの子の力じゃとてもじゃないけど勝てないから。最低でも私を赤子のように捻れるぐらいじゃないとね・・・」


レミー「りゅ、リューくんはどんな相手と戦うって言うんですか!?」


レーチェル「それはまだ言えないわ。そうね、当面の私の悩みはあなたの試験よ! もうじきでしょ! 昇級試験は!! 今年こそは受かりなさい!」


レミー「うう~、頑張りますぅ~」




15.リュウトに一言!


レミー「えっと、リューくんに一言言ってくださいだそうです」


レーチェル「リュウトくんに? そうね、あなたは私たちの誇りであると同時に希望よ。まだまだあなたに与えられる試練は続くでしょう。きっと、今までの地獄が天国に思えるぐらいの試練が・・・。でも負けないで。あなたの隣には何時だって私たちがついているのだから」


レミー「わたしも・・・わたしもせいいっぱいリューくんを支えるよ! リューくんは強いんだもん! 絶対負けないもん!!」




16.過去「失敗した!」というエピソードと、逆に「嬉しかった!」というエピソードは?


レミー「レーチェル様、失敗したエピソードと嬉しかったエピソードって何かありますか?」


レーチェル「そりゃ、失敗も嬉しかったこともいっぱいあるわよ。そうね、最大の失敗といえばライオスを失ったこと・・・ね」


レミー「レーチェル様・・・」


レーチェル「ふふ、我ながら女々しいと思うんだけどね。あの時にもっと私が強かったら、もっと彼を支えられたら・・・きっとライオスは今も私の隣にいた。リュウトくんたちにあんな苦労させずに済んだのにね」


レミー「レーチェル様・・・」


レーチェル「ふふ、そんな顔をしないの。さっきから私の名前しか呼んでないじゃない。嬉しかったのは・・・絞りきれないけど、そうね・・・リュウトくんが竜神の名を継いでくれたときにしておきましょう。子孫が辛い思いをするってわかっていて喜ぶって言うのも違うのかもしれないけどね」




17.貴方があと数日で死んでしまうとしたら?


レミー「あ、あの・・・あと数日で死んでしまうとしたらって言う質問が来てますが、レーチェル様って・・・」


レーチェル「ええ、私は基本的に死ねない存在だからね。質問自体があまり的を得ていないんだけど、戦いの中でならありえなくはないか。私にとっては死は救い・・・だったんだけどね。今はまだ死ねないって気がするわ。だからそうなったらリュウトくんに真実を全て語ってあげるわ。そのあとはしっかりと特訓! 勿論あなたもよ、レミー」


レミー「えっと、絶対死なないで下さいね? レーチェル様」




18.この世で一番大切なものは?


レミー「レーチェル様の思う一番大切なものってなんですか?」


レーチェル「そうね~、私にとっては『愛』かしら?」


レミー「い、以外です~」


レーチェル「どういう意味かしら? ライオスに対する愛、リュウトくんに対する愛、あなたたちに対する愛。愛って言ってもいろんなのがあるけど皆大事よ。とても難しいものでもあるけどね。そう、私にとっては愛とは守ることかな? 誰かを守りたいと思う心を愛と呼ぶのだと思うわ」




19.自分を生み出した作者に一言!


レミー「次はサーくんに一言です!」


レーチェル「ん~、作者くんか。前作の時(あの時はリュウトくんの師匠役だったから出番多かったのよね)に散々教育したのにもう忘れちゃっているのよね。レミー並の記憶力なのかしら? そうね、私とあなたの力関係、もう一度思い出してごらんなさい? 私はいつでもあなたのところへ行けるんだからね♪」




20.最後に、読者の皆様へ!


レミー「最後に読者の皆様にメッセージをお願いします!」


レーチェル「今はちょっと冒険はお休みして平和を満喫してるけど、まだまだ私たちの冒険は続くわよ♪ 立ちはだかる試練を越えてリュウトくんたちが強く大きく成長するさまを、真の使命を果たす様子を見守っていてあげて欲しいわ。お礼は・・・女神の抱擁をあげましょう♪」




レミー「ふう、お疲れ様でした~」


レーチェル「まぁ、今日は比較的時間空いてたからね。そうだ、コクトくんを呼んでおいて」


レミー「えっ? お兄ちゃんをですか?」


レーチェル「うん、次はあの子の番だからね。あなたに任せるとまた暴走するっていうことで私にインタビューが回ってきたのよ・・・」


レミー「・・・わ、わかりました(お兄ちゃん、大丈夫かな?)」

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