その2 アキに突撃取材!
リュウト「お~い、アキ~」
アキ「ん? な~に、リュウト?」
リュウト「今度はアキに質問だって。インタビューは俺」
アキ「え~? それじゃあ攻守が変っただけじゃない。どうせなら一緒にやればよかったのに・・・」
リュウト「それじゃあ規約に反するんだと。まぁ、前回アキは自分のことは話して無いし、それに一部の質問はアキ用に変っているらしいから大丈夫だろ」
01.貴方のお名前とその由来は?
リュウト「じゃあ、まずは名前とその由来から」
アキ「えっと、名前はアキ=シルフォード=エルファリアよ。エルファリアはエルフの王の称号だから、私の名前としてはアキ=シルフォードまでだけどね。由来は・・・」
リュウト「どうした?」
アキ「いえ、私もリュウトと同じで単純だからちょっと恥ずかしいなって。えっと作者が言うには、アキはエルフ→自然→実りの秋→アキ。シルフォードも自然までは同じでそこから精霊→風の精霊シルフ→もじってシルフォード・・・って言ってた。エルファリアだってエルフをもじったものだし・・・」
リュウト「・・・たしかに俺と大差ないな」
アキ「でしょ? 私たちヒーローとヒロインなのに・・・。他の人はもっと酷かったりするけど」
02.性別、生年月日、年齢、血液型は?
リュウト「で、次は性別、生年月日、年齢、血液型・・・だな」
アキ「あれ? なんかリュウト浮かない顔してるよ?」
リュウト「いや、俺のときは散々だったから」
アキ「私は大丈夫だよ! 性別は女、これは見てすぐにわかるよね?」
リュウト「アキが男だったりしたら世界がひっくり返るぞ」
アキ「誕生日は2月22日だよ」
リュウト「あれ? その日ってサイトの開設日?」
アキ「うん、でも狙ってやったんじゃないんだって。作者も後で気づいて吃驚してた。年齢は1500歳、人間で言えば15歳! 血液型は羊型!」
リュウト「はっ? 羊??」
アキ「あ、え~と、人間で言うと・・・A型に近いのかな?」
リュウト「不明が無い分、これでも俺よりはずっとマシか」
03.出身、家族構成は? ご職業などあればそれもどうぞ。
リュウト「これは問題なさそうだな。出身と家族構成と職業だって」
アキ「えっとね~、出身は勿論エルフの国の首都エルファリアだよ。家族構成は・・・お父さんとお母さんは死んじゃったから今はお姉ちゃんだけ」
リュウト「・・・ごめん」
アキ「リュウトが謝ること無いよ? それに悲しむ暇もなかったりするし。あ、あと近々家族になる予定の人が1人♪」
リュウト「お、おう」
アキ「となると後2人くっついて来るから結構増えるね。職業は・・・エルフの女王だな」
リュウト「お、さすがに女王様モードに戻ったみたいだな」
アキ「やっぱりあっちの私の方が好き?」
リュウト「凛々しい女王のアキも可愛いアキも好きだけど、俺と2人の時は可愛いアキの方がいいな」
アキ「うん♪」
04.身長、身体的特徴、服装は? 写真などがあればそれもどうぞ。
リュウト「次は身長、身体的特徴、服装だな。写真はないだろ?」
アキ「(お姉ちゃんが勝手に撮ってさえいなければ)無いと思う。身長は151cm・・・うう、もうちょっとぐらい欲しいなぁ」
リュウト「アキの歳ならまだ伸びるだろう? 大丈夫、とはいえ俺は追い越さないでくれよ」
アキ「ホント? 私としてはリュウトぐらい欲しかったりするんだけどね♪ 身体的特徴・・・緑の髪に緑の目? あと、公開スリーサイズだと72、58、70・・・ってなんでこんなことまで公開してるのよ~。髪型は前はリュウトと同じ髪型だったんだけど最近また伸ばし始めてるんだ。理由はそのうち本編でやるかな?」
リュウト「ちょっと俺が恥ずかしいことを言ったあれか・・・。最後は服装だな」
アキ「普段はちゃんとドレスをしてるよ。それもこれでもかってぐらい宝石のついた。堅苦しいとも思うけど、一応女王だからね、見た目にも国の威信ってあるし・・・。旅の最中は普通の服よね? ワンピースとか、一応ちょっとは宝石類もついてるけど・・・」
リュウト「そうだな、俺から言わせると普段は豪華で綺麗、旅の中ではシンプルで可愛いって感じだな」
05.長所・短所は?
リュウト「さて、では質問の定番。長所と短所言ってみようか?」
アキ「・・・リュウト、自分のときの根に持ってる? えっと恥ずかしいけど、長所は真面目で責任感が強いってよく言われるかな? 反面、融通が利かなくて意地っ張りだとか言われることもあるからこれが短所なのかな? あと、お姉ちゃんには泣き虫だって言われる」
リュウト「最後のは短所じゃない気もするがな。前にも言ったとおり、キミは泣いてもいい。泣き場所は作っておくから・・・」
アキ「えへへ、でもリュウトの泣き場所もたまには活用してよね」
06.趣味・特技などは?
リュウト「これも定番、趣味と特技は?」
アキ「趣味はガーデニング? 時間の都合で庭師の人にもちょっと手伝ってもらってるけど、エルファリア宮殿の中庭の一角は私が手入れしてるんだよ」
リュウト「メイは文句言っていたけどな。女王の威信って言うものをわかっていないって」
アキ「うう~、でも女王だって趣味の一つぐらい持ってもいいよね?」
リュウト「俺は構わないと思うぞ。で、特技は?」
アキ「魔法! っていうのは冗談で、マジシャンが使えるのは当然だしね。私、歌には自信あるんだ~」
リュウト「結構有名みたいだぞ。以前、迷いの森に何故かセイレーンがいるなんて噂になっていたのを聞いた」
アキ「せ、セイレーン!? 本当にそんな力があったらいいのにな。虜にしたい人がいるのに・・・」
リュウト「・・・少なくても1名ほど虜になっているのはいるからいいんじゃないか?」
07.好き・嫌いな食べ物は?
リュウト「次は・・・好きなものと嫌いなものか。これ、大体俺はわかるんだが」
アキ「うっ、やっぱりばれてたんだ。好きなものは、果物全般かな? 特にイチゴとか♪」
リュウト「デザートに出すと目の色が違うからわかり易い。レミーなんかは盗られないように警戒してたぞ」
アキ「う、嘘!? レミ~、いくらなんでも人の分は盗らないよ~。で、嫌いなものは・・・魚」
リュウト「出しても一口ぐらいしか食べないものな~」
アキ「だって、エルフは森の民なんだもん! 魚なんて食べる習慣無いんだもん!」
08.好きな人のタイプは? 恋人や気になる相手がいる方はそれもどうぞ。
リュウト「これって聞くほうも恥ずかしいな」
アキ「ん? そうかな?」
リュウト「(俺だけなのか?)じゃあ、好きな人のタイプは? 恋人がいる場合はそれも・・・」
アキ「リュウト!」
リュウト「ん? なんだ?」
アキ「だから、リュウト!」
リュウト「・・・ああ! こ、恋人はな」
アキ「そうだけど、違う~! 好きなタイプもリュウトなの! リュウト以外は嫌なの!」
リュウト「う、嬉しいけど、それだと答えになっていないような・・・」
アキ「じゃあ、強くて優しくてカッコいい人(本当は可愛いだけど)!」
リュウト「つまり、アシュラでも可・・・ってことか」
アキ「嫌~~~~!!」
09.これが私の自信作! 必殺の料理は?
リュウト「(青い顔して)こ、これを俺が聞くのか? 必殺って絶対文字通りの意味だろう・・・」
アキ「ん? どしたの?」
リュウト「あ、いや・・・自信のある料理だってさ」
アキ「あ、これが私用の質問ね。ん~、結構あるけど一番は・・・エルフの郷土料理! アルマ茸の甘辛煮!」
リュウト「そ、それどんな料理なんだ?」
アキ「ん? 迷いの森に生えてるアルマ茸っていうキノコを砂糖とみりんと唐辛子で煮込むんだよ。リュウトも食べたことあるでしょ? ほら、私の誕生パーティ(第1部2章8話参照)で」
リュウト「・・・あれで自信作だったんだ。っていうかそんな簡単な調理であの味を作ったんだ・・・」
アキ「どうしたの? なんかさっきからリュウト変だよ?」
10.自分が癒しを感じる時や、至福を感じる時は?
リュウト「つ、次行こう! 癒しや至福を感じる時は?」
アキ「え、えっと、基本リュウトと一緒にいるときはどっちも感じるけど、それだとありきたりだから・・・お庭で日向ぼっこしなからのお昼寝! あれは癒されるよ~」
リュウト「ああ、それはわかる。(あのなんとも言えない幸せそうな顔を見てると癒される)」
アキ「でしょ! もの凄く気持ちいいよね~」
リュウト「・・・?」
アキ「・・・? なんか微妙な食い違いがありそうだけど?」
リュウト「ま、まぁそれはともかく至福を感じる時は?」
アキ「ん~、気持ちよくお昼寝しているところをリュウトが優しく起してくれた時かな? これからもよろしくね?」
リュウト「あんなことでよければ」
アキ「逆にお姉ちゃんに起されるとドヨヨ~ンなんだけどね。こんなところで寝るな~って蹴り起してくるから」
リュウト「あ・・・あははははは(乾いた笑い)」
11.何かこだわりは?
リュウト「次は~アキのこだわりだな」
アキ「私ね~、アクセサリーにはこだわっているよ。アクセサリーそのものの色や形は勿論だけど、服との相性とか宝石の効果とか結構色々考えることってあるよね。毎日の服選びでこれが一番時間かかるかも」
リュウト「へ~、結構おしゃれ好きだったんだな」
アキ「・・・でも肝心の人が気づいてくれないのよね」
12.女王として気にかけていることは?
リュウト「これはまさにアキならではだな。女王として気にかけていることだって」
アキ「あ、ちょっと待っててね。・・・ふむ、無論女王として気にかけねばいかんことは多々ある。国や民の経済状況、兵の配置や鍛錬、他国との条約や友好関係。数え上げればそれこそきりが無いな。自分自身に・・・というならばまさにこの言葉遣いや態度がそれであろう。女王として恥ずべき行動をしては民に迷惑がかかる」
リュウト「・・・なぁ、その女王様モードってひょっとして別人格だったりする?」
アキ「どっちも私だと言ってくれたのはそなたではないか。人格は同じ、気持ちの持ちようの問題だな。・・・女王の話はやっぱ向こうでやらないとね♪」
リュウト「アキって器用なんだな・・・」
13.今一番欲しいものは?
リュウト「え~、気を取り直して次の質問は今一番欲しいもの!」
アキ「欲しいものか~、結構あるものだけど・・・やっぱ私の立場だとコレだよね。私の求むもの・・・それはエルフの国の更なる発展と恒久的な平和だ」
リュウト「・・・ま、また随分大きくて抽象的なものを・・・」
アキ「だって、言うってことは言霊だよ? もしかしたら言うことで叶うかもしれないし、そしたら私は女王としてそれを願い、叶えようとする責務があるもん」
リュウト「まさに前の質問のとおりだな~。真面目で融通が利かない・・・」
アキ「ムッ、リュウト・・・ちょっと耳貸して? あのね、私、アキ=シルフォード=エルファリアじゃなくてアキ=シルフォードが一番欲しいものはあなたとの時間だよ」
14.悩み事はありますか?
リュウト「え、えっと次行こう、次! アキの悩み事は?」
アキ「恋人が恋愛ごとに関して『だけ』ものすご~く鈍くて、こういうことに関して『だけ』はすご~く臆病なこと!」
リュウト「そ、その・・・ごめん。でもそれってどっちかというと不満?」
アキ「似た様なものなの!」
15.自分を動物に例えると何?
リュウト「これはちょっと可愛らしい質問。自分を動物に例えると何?」
アキ「ん~、動物かぁ。やっぱ、猫かな?」
リュウト「犬って感じもするけどな」
アキ「でも私よく猫みたいって言われるよ?」
リュウト「具体的にどんな場面で?」
アキ「えっと・・・中庭でお昼寝した後」
リュウト「(・・・あの顔だけ見れば猫だな、たしかに。女王の仮面をかぶっている時は豹っぽいし、やっぱ猫科なのか?)」
アキ「なんでリュウトがそんな真剣に考えるの?」
16.過去「失敗した!」というエピソードと、逆に「嬉しかった!」というエピソードは?
リュウト「次は失敗したエピソードと嬉しかったエピソードは?」
アキ「えっとね、私も失敗はいっぱいあるけど、印象的なのは・・・小さいころお姉ちゃんに一回だけ料理を教わったんだけど」
リュウト「ゴクリ・・・」
アキ「火力が弱かったからね、火の魔法使ったら大爆発起したの!」
リュウト「・・・えっ?」
アキ「もうお家なんか全壊だし、お姉ちゃんがしばらく台所に近寄らなくなったり・・・それから2度と私に料理を教えてくれなくなった」
リュウト「(それはメイにトラウマを植え付けたんじゃ? その結果誰も教えなかったからこうなったのか・・・。)じゃ、じゃあ、嬉しかったことは?」
アキ「初めての女王の仕事で成功した時にね、お姉ちゃん何にも言わなかったけど、他の人から見えないところでぎゅってちょっと抱きしめてくれたんだ。そのときは泣きそうだったよ」
リュウト「そっか、いいお姉ちゃんだな」
アキ「うん! ちょっと意地悪で怖いところもあるけどね」
17.貴方があと数日で死んでしまうとしたら?
リュウト「これか・・・聞くほうは確かに嫌だな。もしアキが数日後に死んでしまうとしたら?」
アキ「う~ん、後継者は国で決めるからいいとして、お姉ちゃんもいるけどできるだけ引き継ぎやすいように処理しておかないといけないな。でもね・・・もし時間が余ったら、最後はリュウトにギュって抱きしめられながらがいい」
リュウト「・・・ああ、わかった。だが、そんな状況は絶対作らせないから安心しろ」
アキ「あはは♪ ありがとう。・・・でもね不老のリュウトと違って・・・私には寿命あるんだよ・・・?」
18.この世で一番大切なものは?
リュウト「アキはこの世で何が一番大切だと思う?」
アキ「う~ん、一番かぁ。私はね、『協力』かな」
リュウト「協力?」
アキ「うん、私ね・・・昔は女王だからなんでも私がやらないとって肩肘張ってた。でもね、それだけじゃうまくいかないんだ。だって私1人にできることってそんなに多く無いもん。だからみんなで協力すればいい。その方がもっとすごいことが出来る。それはね、リュウトが教えてくれたことなんだよ」
リュウト「俺が?」
アキ「うん、だってリュウトは私たちを頼ってくれる。私たちが何が得意かちゃんと知ってる。自分よりも私たちの方が適任だと思ったら任せてくれる。頼ってくれる。リュウトが私たちを信頼してくれるから私たちもあなたを信頼できる。だから私にとってはコレが一番大切なこと。あなたが教えてくれた真実だから・・・」
リュウト「な、なんか照れるな」
19.自分を生み出した作者に一言!
リュウト「で、作者の奴に一言」
アキ「これリュウトのときにちょっと言っちゃったね。私、別に作者に用なんて無いよ?」
リュウト「どっちかというとアキにとってはいい喧嘩友達か?」
アキ「友達? ううん、ストレス解消用のサンドバック♪」
・・・せめて、せめて人として扱ってください・・・。
20.最後に、読者の皆様へ!
リュウト「それじゃこれで最後! 読者様へメッセージを!」
アキ「最後まで見てくれてありがとう! 私たちはこれからもいっぱい笑って、いっぱい泣いて一生懸命に生きてくよ。だからね、たまにでもいいから私たちの様子を見に来てくれると嬉しいな。そうね、こほん、私たちの冒険を最後まで見ること、これは女王の勅命じゃ! なんてね♪」
リュウト「ふう、しかし今回も長かったな」
アキ「こういうのって長いのと短いのどっちがいいのかな?」
リュウト「う~ん、どうなんだろう? しかし、わかっても短くは出来ないと思うぞ」
アキ「それもそうね。でも、こうやって番外編をいっぱいやって人気出るといいね。もっといろんな世界でいろんな生活するのも面白いもの」
リュウト「そうだな。もっといろんな世界に進出できるように頑張るとしようか」




