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卵ショック

20XX年…世界は深刻な卵不足、卵ショックに見舞われた。


貧乏大学生Tは毎日卵がけご飯で生き延びていたので卵の不足はTの生存危機につながった。

「やべえよ!卵がなくなったら俺死んじゃうよ。もうこうなったら人工で卵を作る研究をするしかない!」

彼は食物遺伝子を研究する学部に入っていて、そこの教授はよぼよぼのご老人だったため簡単に大学の研究所を自由に使う事が出来た。

「絶対に人工卵を作り出さなくては俺は飢え死にしてしまう。大丈夫、きっと出来るはずだ!」


男は3日間ろくな睡眠も取らずに研究し続けた。

そしてついに研究は成功した。人工卵が出来たのだ。

「よしっ。遂に完成したぞ。味も本当の卵と全く変わらない。これで俺の命もなんとか保てるぞ」


翌日、男は研究結果を公開しその素晴らしい発明はまたたくまに世界中に広がり卵を使う何千万もの飲食店が購入を申し込んできた。特許を取得した男は相当の金持ちになった。

一年後男はふと気付いた。


「あ、俺あの研究以来卵かけご飯は食べてないな」

end

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