輝きし日々に
掲載日:2026/02/28
輝かしき日々に見とれていた
スーツ姿の僕から程遠い席にキミがいた
いつまでも続くその笑顔に
幸せの文字しか見当たらない
これ以上ない快晴の空の下
物語は永遠と続いていくんだ
あれから、
どれくらいの月日が経ったんだろ
この場所に来るまでのあいだ
僕なりに考えていた
その間、
キミに強引に誘われた
真夜中のドライブの数は
省くとして・・
友達に慣れてしまったことは歪めない
当たり障りのない
居心地のよいところで
知らないあいだに
僕の恋は立ち止まっていたこと
「何か言いたいことはない?」
僕は黙ったままでいた
「もう少しだけ、待っててもいいよ」
キミは優柔不断すぎる僕のことを
笑顔で待っててくれた
二十歳のとき
スーツ姿の僕を見て
キミは
格好いいよ、と照れて笑った
3つ年下のキミに言われたくないよ、と
僕は照れ笑いをした
記憶を打ち消すかのような
鐘の音に
ふと、現実に戻された僕は
祝福の拍手を
あたりまえのようにした
幸せの数を探していたら
たくさんあったつもりでいたけど
幸せを残した数なら
キミとは差がありすぎるんだよね
鳴り止まない拍手のなか
僕はひとり思い
笑顔を続けた




